今年の紅白、エンヤでるんですねー、衝撃です。
あれですよね、きっとCLANNADブームにのったんですよね、わかります。

先輩から、「就職成功率と恋愛成功率は相関関係が高いので、就活成功のためには彼女をつくることが重要」とか無茶なことを言われてしまったKeiです。Aにも成功しやすいって人は、Bにも成功しやすいってだけで、Aが原因でBも成功するってわけじゃないと思うんですけど…と、ネタにマジレス。
…12月24日にセミナーとか説明会とかをいれてくれるような素敵な会社はないだろうか。

*未来日記

未来日記 (7) (角川コミックス・エース 129-12)未来日記 (7) (角川コミックス・エース 129-12)
(2008/11/26)
えすの サカエ

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未来日記といっても、ウンナンのホントコじゃなくて、少年エース連載の漫画の奴なんですけど。正直、最近あまり面白くないのですが(三巻ぐらいまでは割合面白かったんだけどなぁ…)、出てくるヤンデレが最高すぎるので、最近出た最新刊7巻まで、ダラダラと読んでます。

ストーリーは、『ゼロ年代の想像力』風にいえば、ゼロ年代的な決断主義バトルロワイヤル状況(『DEATH NOTE』とか)に、シンジくん的な90年代的主人公を投入したら、ヤンデレの女の子に守ってもらってバトルロワイヤル状況を戦って、なんとか主人公生きてます…みたいな話で、なんというかちょっと悪意をもって書いてみたら、とんでもない酷い物語に見えてきた(笑)。

基本的にいろいろなところが壊れている物語で、家族はありえないぐらい壊れているし(7巻で出てきた主人公の父親は酷すぎる・笑)、メインヒロインは最初から壊れているストーカー女だし、なのに主人公の夢が「家族と一緒に星を見に行くこと」だったりするという…正直、今まではヤンデレが最高だったので読んでいたという側面もあったりするんですが(笑)、これから「家族」をキーワードにして物語をみていったら、意外と面白くなるのかも…とか最新刊読んでて思いました、はい。

まあ、結局ゆのっち、さいこーだよね、うん(笑)。あと、12thとかさ(笑)。

*コメント返信

>間借花さん

>お薦めの漫画があれば教えて頂きたいのです。

ええと、有瀬さんに「ローゼン」とかあげそうだなぁ…とか言われていましたが、前述の『未来日記』とあわせて、他人にオススメするほど好きかと聞かれると、悩んでしまうので、すみません特にありません。
『ローゼンメイデン』の原作は絵はいいんですけどねー。

もともと漫画を読む習慣があまりないので、オススメがあったらこちらが教えて頂きたいぐらいです。といいつつ、ぼんやりと本棚を眺めていたら、ちょっとかわったところで、諸星大二郎の本が目に留まったので勝手にオススメしておきます。今更、推薦するほどの人かという気分もするのですが。
随分前に、国文の先生と諸星大二郎の話で盛り上がったこともあったりするのですが(笑)、妖怪ものの漫画に定評ある人で、すごいイマジネーションが優れている人だと思います。妖怪ものって言っても、水木しげるなんかとは全然描き方が違うんですけどね。
『エヴァンゲリオン』でも、「これ諸星が元ネタだろ!」というのもあったりしますし。
短編ですが「生物都市」「生命の木」あたりがメジャーかと思われますので、一応オススメしておきます。

双城さん有瀬さん、お二人がそろって何故かオススメしていた(笑)、『NHKにようこそ』(漫画版)はたしかに僕も好きで、メディアミックス展開されたなかでは漫画版が一番面白かったことは同意しますが(それこそ原作より)、終盤のグダグダ感はちょっとなぁ…。


東浩紀がモスコミュールを頼んでいるシーンで思い出した!
『ファウスト』初期に佐藤友哉と東浩紀が「モスコミュールの会」なるものを確か結成してたんですよねー。会員二名だったらしいですけど(笑)。今の今まで忘れてた。
それにしても、この「柚木涼香と東浩紀の動物化してもいいですか(はぁと)」は想像以上に面白い番組になってきた(笑)。
いや、でも金朋番組の白田先生と一回トレードして欲しい。白田先生可哀相すぎる。

というわけで、『ファウストvol.7』レビュー第二弾。

ファウスト Vol.7 (2008 SUMMER) (7) (講談社MOOK) (講談社MOOK)ファウスト Vol.7 (2008 SUMMER) (7) (講談社MOOK) (講談社MOOK)
(2008/08/08)
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第一弾はこちら

佐藤友哉『ウィワクシアの読書感想文』

…結婚しても、非モテネタでひっぱるか佐藤友哉。たしかに、大塚英志的に言えばアニメ・マンガ的リアリズムサイドの作品なのかもしれないけど、文脈的には私小説としか読めないわけで…。まあ、本当にそんなネタしか書けなくて、今何しているか全く不明の滝本竜彦よりはマシだけど(笑)。
というわけで、今回も最近の佐藤友哉がずうと問うている「物語」とか「書く苦しさ」とかそんな話。

佐藤友哉×西尾維新対談読んでいても思ったんですけど、数作書いてしまうと、「そのあとどうしようか」みたいな作家は多いみたいですね。「読者のために」書き始めた作家がどこまで持つのか…。実際、作家のデビュー作と二作目、3作目ぐらいがその作家の中で一番面白いとかよく言われるぐらいだし(笑)。

これから、佐藤友哉はどこにいくんだろう。もう諦めて、鏡家キャラ萌え路線でつっきちゃってもいいと思うんだけどなぁ…。この『ファウスト』掲載作品だって『青酸クリームソーダ』の方が絶対面白いよ。多分、そんなことは出来ない人だろうけどね(笑)。

中国特集

一通り読んだ。中国では外国文化の流入、急速の資本主義化で、ネット社会の普及でカルチャービッグバンが起きている。その文化の紹介。

福嶋亮大『華文世界の文学』

中国の近代の出版語は白話文と呼ばれ、白話で書かれた文学(『西遊記』『水滸伝』とか、対義は漢詩)が元となっている。なので、中国の近代文学は日本と違い「非リアリズム的な書き方が白話小説の伝統によって支えられ、許容されてきた」。

そういう素地の上に現代の中国文学は出来上がっている…そうですが、なにせ現代の中国文学なんて読んだことないからなぁ…。でも、そう考えると日本ってのは前近代/近代で切れすぎて、物語の豊穣さみたいなものをあまり受け継いでないのかもしれない。
物語が読者と作者の間で全然共有されてないし。その結果が物語性なんて碌にない、自意識ベタ塗り小説だったりするわけで…。いや、別にそれが悪いって言っているわけじゃないんですが。

渡辺浩弐×太田

「政府としては知的所有権を管理することよりも、放置することにってコンテンツの魅力を敷衍しようとしているのではないか。そのうちに、いいものが出てきたら、それを拾い上げていく。それが中国のコンテンツ戦略なのかもしれない」by渡辺

…ありえそうだなぁ。でも日本でもP2Pや動画共有サイトが若いクリエイターを育てているのかもしれないしねー。

ただ、渡辺×太田対談は「中国凄い!」とかそんな話に終始していて、「で、何がすごいの?」というところがさっぱりわからなかった(笑)。実感としてないんですよねー、熱く語られてもね…。
まあ、中国に対して、「VOW」的な見方しか出来ないのは、ネットに限らず日本社会の限界なのかもしれない(笑)。日本人って基本的にアメリカとヨーロッパ以外には、「こんな変な文化がある」みたいなオリエンタリズム的な見方しか出来ないこと多いですしね。…別に日本人に限ったことじゃないですが。

あと、今の時代、日本の作家、編集者もグローバル戦略を考えなければならない時代だということはよくわかりました(笑)。芥川賞も三島賞も今の時代しょぼい!と(笑)。…まあ、でもそれはあるかも。
…それにしても、中国で村上春樹はともかく、渡辺淳一が売れているって本当なのかなぁ…。なんか、信じられないけど。

この対談も含めて、気になったんですが太田が「動物化したオタク」という単語を連呼していているんですよね。…うーん、「動物化した」とすでに「そうなった」状態として表現されるのはちょっと違和感あるなぁ。

福嶋×太田

「政治や経済は、あくまで現代の中国の問題の一部に過ぎないんですね。今の中国において真に拡張しているのは若い世代の消費文化であって、これからの中国社会は政治や経済もその新しい文化を前提にして組まれていく。その中国の若い世代の消費文化と、日本における若い世代の消費文化を代表する『ファウスト』が接続していくというのが、僕には面白かった」

確かに、論壇誌や経済誌で中国特集が組まれることが多いですが、サブカル誌で中国(それも大陸)の特集組まれることは珍しいですよね。

ただなぁ、『ファウスト』を買った人はみんなこの中国特集ちゃんと読んでいるのかなぁ…。海外マンガ(日本的な様式のマンガという意味で)、海外ライトノベルというジャンルが存在しない状態に慣れているオタクが、そんなグローバルなことに興味あるのだろうか…。

『ファウスト』がvol.1の頃は既存文学という明確に倒す対象があって、カウンターカルチャー的に出てて、個人的にはその頃が一番面白かった。でも、佐藤友哉が三島賞を受賞してしまって、すでに倒すべき対象もなく、角川的な路線もなんか中途半端な『ファウスト』はどこにいくんでしょうかね。

グローバル路線に出たら失敗すると思うけどなぁ…。なんか、中国特集読んでいても、「これから新しいこと始まるんだ!」みたいなワクワク感があまりないんですよねー。
はっきり言って、この中国特集、興味深いけど、面白くない。そんな感じ。

…とまあ、このブログ、随分『ファウスト』ネタ引っ張ったなぁ…。なんか読んでいても、昔の『ファウスト』に比べたら、面白さが微妙で、ものすごくレビュー書くのに困った。『ファウスト』の時代は終わったのかなぁ…。

コメント返信

>有沢さん

今はおかげさまで体調は大丈夫です。
『ザ☆ネットスター!』にまさかのほんこーんさん出演(笑)。NHKすげええ、そして歌うまい…。
…ネットスターでもドナルドはさすがに出来なかったらしいですが、いさじ兄貴の歌声がテレビで聞ける日が来るとは思いませんでした。…さすがに、「バラライカ」は映像だけで音楽はなしでしたが(笑)。
あと、神主出てましたね。白田先生の努力のおかげで東方の人気の理由がわかった気がします。
ただ、今回は詰め込みすぎな感もありましたね…。

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(2004/06/30)
鬼頭 莫宏

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すごい今更だけど、『ぼくらの』を7巻まで読んだ。あーにそーんあにそーん。
そういえば最近、石川智晶(歌手)と石原千秋(文芸評論家)を言い間違えました。すみません。こうして名前だけ見ると、どっちが男でどっちが女かわかんねー。

で、それはともかく、面白かった。もちろん、設定的にはセカイ系なんだけど、『エヴァ』と全く違うところは、自分のためには戦えないこと。『エヴァ』は中盤あたりのシンジくんやアスカに見られるように、他者から承認してもらうために戦う、なんていうことも可能だったのですが、『ぼくらの』では戦闘後すぐ死んでしまうので、自分のためには戦えない。
なので、結果的に戦うためには、自分以外に守りたいものが明確にある必要がある。家族であり、友人であり…いやあ、シンジくんには無理だなぁ。実際、それで任務に失敗した奴もいるし。
まあ、中には、自分以外の誰かを殺したいがために戦おうとするチズみたいな奴もいるわけですが…、結局姉を守るために戦っているし。
ちなみに、一番好きなエピソードはナカマです。

『ぼくらの』を読んでふと思い出したのは永井豪の『デビルマン』で、『デビルマン』だと魔女狩りというかデーモン狩りで、家族と美樹を失い、主人公が人間を守る意味をなくす。
『ぼくらの』も7巻ではマスコミなんやかんやで彼らが守りたい日常はすでに奪われているわけですが、『デビルマン』と同じ道をいかないことを願いたいです。ただ、これで人類愛とか謳いだしたら失望するけど(笑)。8巻はまだ読んでません。

でも、昨日観てきた『スカイ・クロラ』にせよ、『ぼくらの』にせよ、結構みんな淡々と運命を甘受しますね。「他人のために戦う〜」彼らは戦うことの意味なんて求めてないのかもしれません。
戦う意味を問うて自分を見失う−−まあ『スカイ・クロラ』ではミツヤ、『ぼくらの』では切江がその役割を担っていたのかもしれませんが、−−はどうやら流行らないらしい。切江も最終的に戦うしね。
成熟が様々あった可能性を否定して、現在の自分を認めることなら、彼ら(『スカイ・クロラ』も『ぼくらの』も)は大人だよね…。

…ホントは『ぼくらの』は前書きで別の本のレビューをするつもりで記事書き始めたんですが、眠いのでねとすたと『ぼくらの』だけで。
*近況報告
この間まで、東京に遊びに来ていた高校時代の友人と東京のアチコチを回っていました…っていうほど回ってないのはご愛嬌。結局、秋葉原と神保町にしか行ってないような気がします。あれ、同じような行程をどこかで見たな…。

ちなみに、昨日は今更アニメ『みなみけ』見てたら一日潰れました。『みなみけ』いいですね、癒されます。次女かわいいよ次女、保坂気持ち悪いよ保坂。おかわり?なにそれ?

というわけで、そろそろ通常更新に戻ると思います。休みなのに圧倒的に更新率が低いという…。

*オリンピック
その代わり、ほとんどオリンピック見てません。ソフトボール見たかったのになぁ…金おめでとうございます。テレビ欄をチェックする習慣がないと、見たいと思ったものも見逃してしまうものです。

星野ジャパンは残念でしたね。といっても、結局予選リーグのキューバ戦と韓国戦しか見てないんですが(笑)。
でも、正直僕は今回の星野ジャパンのメンバーが特に悪かったとは思わないですし、伝え聞くところに寄れば作戦が悪かったとは思わないんですけどね。岩瀬続投が批判されていたみたいですが、あそこで岩瀬の代わりに出せるピッチャーいないでしょうしね…(上原?冗談じゃない)。

でも、今回の日本代表見てて思ったのは救援陣が手薄な気がします。近年のプロ野球の投高打低のせいで先発完投の試合が増えて、救援陣が育ってないんでしょうか。加藤大輔連れて行けばよかったのに…。

*『ファウストvol.7』

まあそういうわけで、忙しかったりアニメ見てたりの理由で、『ファウスト』があまり読めてません。とりあえず、読んだところ感想。

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筒井康隆×いとうのいぢ『ビアンカオーバースタディ』

やっぱり、筒井先生あなたは最高です(笑)。ハルヒも時かけも軽やかにパロディにする筒井先生格好よすぎます。しかも、明らかなネタとしてのパロ(『らき☆すた』的な)じゃなくて、登場人物が大真面目にハルヒっぽい台詞とか言っているあたり最高です。ただ、筒井先生でないと出来ない大技って感じですが…(新人がやったらパロディじゃなくて「パクリ」扱いされかねない・笑)。

ただ、今のところそれだけの作品。筒井康隆の本領発揮ってほどでもないし、正直ラノベにはなってない(ラノベにしてはキャラ立ちが弱い)。
今後の展開は気になりますが、現状ではそんなところでしょうか。ところで、塩崎哲也って名前が気になっているのは僕だけですか…?

佐藤友哉『青酸クリームソーダ 鏡家サーガ<入門編>』

やばい、やっぱり佐藤友哉は最高。久しぶりにいかにも佐藤友哉って感じの小説を読んだ気がする。『世界の終わりの終わり』は超つまらなかったし、『1000の小説とバッグベアード』はお利巧さん小説って節があったので、佐藤友哉でいかにも!って読んだのは本当に久しぶり。
…まあ、その結果として原点回帰といえば聞こえがいいけど、実際は「またこのネタかよ!」っていうオチだったりするわけですが(笑)。

最近ようやく自覚して来ましたが(遅っ)、佐藤友哉を僕が好きなのは、単純に僕の特殊な趣向の問題なんだと思う。
佐藤友哉の小説のラストって毎回毎回馬鹿げたラストだし、馬鹿げた世界で、そこが多分賛否が分かれるんだろうけど、僕はその馬鹿げた世界が大好きです、はい。
まあ、佐藤友哉の話はいつかじっくり考えたいと思います。

…しかし、この作品をまだミステリと言い張るか佐藤友哉(笑)。これは確か西尾維新がインタビューで言っていたことですが、作品をどう終わらせ方で、ミステリの構造を使うと起承転結が出来るし、終わらせやすいそうです(謎が解明すれば終わらせることが出来るので)。
で、佐藤友哉も今やミステリの構造に則って書いているだけで、内容は全く持ってミステリとは程遠いと思うんですけどねー…まあ、そんなことは佐藤友哉のデビュー以来わかっていたわけですが。

東浩紀特集

全部読んだ。『動物化するポストモダン』はアメリカではカルチュラルスタディーズの文脈、フランスではポストモダン思想やアカデミズムの文脈、韓国ではサブカルジャーナリズムの文脈で出版されたとのこと。
『動物化するポストモダン』はオタク論というよりは、日本社会論、ポストモダン社会論ですし、多様な読解は出来る本ですよね。そして、これを超える著作を東先生はここ数年間に書いただろうか、とか思ってしまったのは内緒(『動ポモ2』はいい著作だけど、作品論、オタク論に寄っているし)。

竜騎士07インタビュー

なんていうか、竜騎士のインタビュー読んでいると不思議な創作意欲がわきます(笑)。「僕でもクリエイターに成れるんじゃね?」みたいな意味で(笑)。
いやー、クリエイターってもっと色々なこと考えているのかなー、とか思っていたら、インタビュー読んでても意外と大したこと言ってないんですよねー、竜騎士って(笑)。

『ファウスト』という雑誌は出自をたどれば80年代後半〜90年代前半に「新本格ミステリ」を牽引した講談社ノベルスの編集部なわけで、『ファウスト』の編集長である太田克史もミステリ雑誌『メフィスト』の出身。
なのに、「かつて誰もが期待した『孤島の洋館もの』っていう題材は何十年も昔に閉ざされて以来、全く書かれてない時代だと思うんです。」とかあっさり言ってしまう竜騎士萌え。綾辻行人や有栖川有栖涙目だよ、これ(笑)。
でも、これが言ってしまえるのが竜騎士の強さなんだと思う。

中学〜高校の頃に随分ミステリ読んだ人から言わせて貰えば、ゼロ年代に現代ミステリを読むというのは、綾辻行人→京極夏彦→清涼院流水→西尾維新という「新本格ミステリ」変節の歴史を読むということです。しかし、それは同時に「新本格ミステリ」の理念「古典的ミステリの復興」の敗北の歴史を読むということでもあります。

その歴史を読んできたきた世代が古典ミステリを書こうと思うかというと間違いなく否なわけで、その結果が佐藤友哉や西尾維新の作品群なんだと思う。
そんな時代なのに、(パロディ以外で)ベタに古典ミステリの世界観を持ってくるなんて、それこそ新本格ミステリなんて存在すら知らない竜騎士07だからこそ出来る技だと思います。

ただ、『ひぐらしのなく頃に』は本格ミステリとしては破綻しているし(「綿流し」→「目明し」は見事ですが)、『ひぐらし』が売れたのはやっぱりサスペンス要素、ホラー要素、キャラ萌えラブコメ要素だと思うんですけど、それでもインタビューでミステリにこだわる竜騎士がやっぱりわからない(笑)。

あと、これは完全に余談ですけど、作者が「作品のテーマは?」って聞かれて、一単語で答えられる作品ってのはまずいと思うのは僕だけでしょうか…。っていうか、一言で言語化できるような概念ごときを語るのに物語を使うな、と思ってしまう(笑)。
作者がテーマ性を過剰に意識しすぎると、結局作者の言いたいことに向かうだけの予定調和の物語にしかならないと思うんですけどね…。なんていうか、もっと物語やキャラクターの持つ力を信じて欲しい。そして、竜騎士はそれが出来るだけの実力がありながら、結局わかりやすいテーマ性に回収されてしまった感があるのが残念なんですよね…って、毎回「ひぐらし」関連に関しては同じこと言ってますが(笑)。

まあ、こんなこと思ってしまうのは、僕が物語に神聖さとかを過剰に求めているからかもしれませんが…。
そもそも、そんな偉そうなこと語るなら自分で書いてみろって話ですが(笑)。

そして、竜騎士のインタビューに対する感想が一番長いという…。ある意味、刺激的なインタビューなのかもしれません(笑)。

そのほかもちょこちょこ読んだのですが、感想書くのが面倒なのでまた次回。

コメント返信

>双城さん

指名しておいて、返信遅れてすみません。しかも、まさかこんなに長くつけてくれるとは…。

>私の言うファム・ファタルというのは、大雑把に言って、「主人公(男)にとっ
て魅力的でありながら、同時に幾多の障害の原因にもなる女」です。

そうですね。C.C.はファム・ファタルということは可能かもしれません。ただ、僕のイメージではファム・ファタルが不幸をもたらす原因は女性としての魅力という印象が強いので、ギアスによって不幸がもたらされたC.C.はまた微妙かと…思ったりもするのですが…。

>彼女には最早、不幸の原因としての過去(ギアス能力の契約)は無く、ただの人間の女としての過去だけが再起した、時に適切な助言をすらしてくれる、可愛い、ただ純粋に魅力的な女性です。

はい、そのとおりですね(←16話以降C.C.派に乗り換えた奴)。


>それに、不死になってからの記憶は、幸せだったとは言いがたいものでしょうから、その記憶を復活させることが完全に良いことかというとそうではない気がする。かと言って、ルルーシュとC.C.との共犯時代の記憶まで無くしてしまったのは不幸なのではないかとも思う。
>ルルーシュにはその判断が出来ない。でもまぁ、たとえ不死になってからの記憶が不幸にまみれていても、その記憶が消えても、過去の事実は消えないのですから、あらゆる過去を踏まえた上での現在を生きることこそ100%のC.C.であると個人的には思うので、やはり記憶は取り戻して欲しいですね。

まあ、でもどうなんでしょう。僕的には今のC.C.の方が色々抱え込んでいるときよりも、幸せそうなのでどちらかというと記憶を取り戻して欲しくない派です。
記憶喪失が出てくると、ラストで記憶を取り戻してハッピーエンドという物語はよくありますが、一から関係を作り上げていくというのもいいのではないかと思うわけです…。

>そこら辺すべてを解決させて尚、C.C.が天使としてあるのは……谷口悟朗監督の腕に期待するしかないですね。

そうですね。でも、ここのところC.C.は空気ですが…。

>カレンは、見ていてただの女の子ですね。

あれがただの女の子なのか…。まあ、典型的な戦闘美少女って感じはしますが。
前回の放送でカレンもルルーシュの元を離れたわけですし、どうなるんでしょうね…。というか、艦内に残されたC.C.はどうなるんだ…事情を知っているのはカレンだけですし。

長いコメントありがとうございました。
*テンプレについて
コメント欄のステータス(投稿者、日時)の表示が白っぽい背景に白文字設定だったので、黒文字に変更。
コメントは管理ページ上で見ていることが多かったので今の今まで気づきませんでした…すみません。
テンプレのCSSはいじりまくっているので、おかしいところがありましたら、指摘してくれると助かります。テンプレの配布者のソースとはかなり変えてしまっているので、それは明らかに僕の責任です…。
多分、配布者テンプレの方が格好いいんですが、長い文章を書くときに黒背景に白文字って読みづらいと思うんですよね…僕だけでしょうか(笑)。あとは文字サイズ大きくしたり、行間を広くしたりと…そんないじり方をしてます。

*昨日の秋葉原通り魔事件の記事の続き。

何故か、昨日はアクセス数が半端ないことになりました。アクセス解析見ると、宮台しんじ新聞から来てる人が多すぎてビビった(←平仮名なのは検索よけ)。あれ見ている人いるんだね…正直ネタサイトかと思ってた…まあ宮台さん本人がブログで宣伝していたが。

あのあとネットに違法うpしてあった『サンデープロジェクト』見た。
東浩紀、随分と頑張って喋っていたが、案の定誰も聞いてなかった。というか、あんなこと言ってもなぁ…サンプロ見ているようなオヤジたちには誰一人理解して貰えないだろうに。論点提示すら理解して貰えない。そもそも、何の断りもなくパネルにスレッドって言葉使ってたけど、誰にも理解して貰えなかったと思うよ(笑)。
田原にあずまんが「あなたは若いからわかってない」言われてて笑った…いや、若者問題について論じているのに「若いからわかってない」って(笑)。
カンサンジュンのダンディボイスは久々に聞いたが、いいねー、これぞ主婦殺し。喋っている内容は碌に聞いてなかったけけど。
桜井よしこ女史は…もう何も語るまい。

*『ひぐらしのなく頃に』論

今日で大学の集中講義終わりです。
レポート式のテストでなんか「ゴシック文化」について書け、とか言われたので、『ひぐらしのなく頃に』論書いてました。
…いや直前に、先生から「当たり前過ぎて面白くないから『ひぐらし』とか書くなよ」って言われたのですが、敢えて書きました。すみません。
「『ひぐらしのなく頃に』はゴシック性を解体していく物語である」とかそんな要旨。まあ、逆ならいいかなぁ…と(笑)。

実際、『ひぐらしのなく頃に』の後半(『皆殺し』編以降は)ミステリ的に言えば謎解きされていくわけですが*1、言い換えれば同時に超越性とかゴシック・ホラー的和風ホラー的要素を近代科学とかで解体していく話なわけです。
また、「仲間」意識の崩壊(その結果としての殺人)の原因を徹底的に外部に求めていく話でもあります。その結果として、「仲間」が結束して、「敵」(見えない「敵」→「見える」敵に変化している)を倒そうとするのはまあ必然でしょう。
そんなわけで、『School Days』好きの趣味の悪い僕的には、後半部分はあまり好きじゃなかったりするわけですが果て…。

とかいいつつ、『ひぐらしのなく頃に』はアニメしか見てないんですけどね(おい)。ちなみに、原作は体験版第一話しかやってません。コミックは『目明し編』だけ持ってます。BOXは持ってません。

*1…本格ミステリとしては破綻してますが、物語のつくりとして。ミステリファン対策の注釈。

*『ファウストvol.7』

さてさて、世間では厚すぎて凶器になるとか、厚すぎて持ちにくいから凶器にすらならないとか、様々な評判がある『ファウストvol.7』買ってきましたー。でも、正直デカさに関して言えば『パンドラ』の方がインパクトあった。

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『ファウスト』は俺の青春!
…すいません「〜は俺の青春!」ってフレーズを一回使ってみたかっただけです。ちなみに、『ファウスト』が青春なんて、どんなしょぼい高校時代送ってきたんだって話ですが、しょぼい高校時代だったのは確かです…当時は「これが新しい文芸だ」とか半ば本気で言ってました。

それにしても、今回の『ファウスト』は面白い企画が多いですね。まあ、二年もあればそれぐらいのものはたまるわな…。ただ、僕の中では『ファウスト』ってのは創刊号、vol2ぐらいで終わってたりしますが…すでに5年ぐらい?前になるんですよね。
その5年の間に僕の環境とか立場とか関心とかが丸きり変わってしまっているし、『ファウスト』をめぐる環境も変わったし(講談社BOXとか)、現実社会やネット社会をめぐる環境も代わったわけで、正直何ともいえない隔世の感すらあったりします。

・対談 佐藤友哉×西尾維新
最初に読んだ。同世代のほのぼのトーク。ただ、やっぱり引き出す人欲しいよね…正直、この二人だけだとほのぼのトークで終わってる(笑)。
でも、本人たちも言及しいているとおり、二人をめぐる環境は本当にここ数年で変わりましたね。正直、『ファウストvol.1』の頃には並んでいることに特に違和感は無かったんですが(どっちかというと舞城の方が違和感あった)、今や佐藤友哉は純文の人だし、西尾維新はアニメ化原作の人。ポジションは島本理生(佐藤夫人)と日日日(アニメ化原作でも思い出しただけ)ぐらい離れている(笑)。
それと、西尾維新も自身の変化に自覚的なんですねー。随分前の東×西尾対談のせいで、もっと天然かと思ってた(笑)。『ゼロ年代の想像力』ひょっとして読んでる??

以後、読む予定のものピックアップ(全部読むのは面倒なので)

・筒井康隆×いとうのいぢ
…のいぢ絵いいよのいぢ絵。かの筒井先生がラノベに挑戦したという意欲作。これは期待できる。そして、挿絵はいとうのいぢ。どっちも期待。…それにしても、この作品ののいぢ絵は少女漫画っぽい絵ですね。
・佐藤友哉2作品
…まあ、宇野常寛に古いと何といわれようと、メフィスト系で最も好きな作家であることは変わりないので。頑張れ、なんか三島賞取った後ネタがなくなった感があるけど。
・東浩紀インタビュー
…そりゃ、読みますよ。
・福嶋亮大の評論
…今回、やたらと福嶋さん頑張ってる。なのに、表紙の文字は東浩紀より小さい。これは可哀相。『思想地図』でもいいこと書いていたんだけど、扱っているトピックがトピックだけにね…。オタクはあまり海外のことには興味ないんだよね、多分…興味あるのはどっちかというとビジネス関連の人で。
・竜騎士07インタビュー
…『うみねこのなく頃に』(体験版)落としてきました。プレイしてから読むかも…?
・幻影城特集
…読むかも。確かに、『ファウスト』って既存文学関係者の対談を必ず入れていたような気がしますが、正直「何故、今更『幻影城』?」って感じもする。新伝奇関係?

ちなみに、森川嘉一郎さんが3ページだけのエッセイはもう読みました。サブカルのアカデミズムによる権威付けは児ポ法対策に使える!ってか、使えよ!って話(違うかもしれない)。
こんなとこですかね、はい。

コメント返信

>もてる男さん

>やっぱブログって時間かかって更新とか面倒臭い時もあるけど楽しいですよね

応援ありがとうございます。

>双城真也さん

>コードギアス効果というよりxxxHOLiC効果では?

でもxxxHOLiCはそもそもCLAMP原作ですしね…。
何の関係もない作品にキャラクターデザインとして参加するというのは、やっぱりコードギアスの影響って印象ですが…。

って、どうでもいい反論ですが(笑)。

コメントありがとうございます。
ちょっと話が変わりますが、地味ながらもブログをここまで続けてこれたのは、本当に見ている人コメントくれる人のおかげだと思います。
ここのところ、更新頻度が下がっていて(モチベーション低下で)、痛切に思いました。
このブログのおかげで、僕自身も助かっているところも多いです。
この場を借りて見てくれる人コメントくれる人すべてにお礼を申し上げます。そして、これからもこんなブログでよければよろしくお願います。

あと、面倒くさがり屋なのでコメントあまり書き込みませんが、ここでコメントくれた人のブログはちゃんと読んでますよ。RSSリーダ上で見ていることが多いので、アクセス数すら貢献してないこともありますが(笑)。
  
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