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「あんた、バカァ?」-『太陽の塔』書評

2007-02-06(Tue)
なにをとち狂ったのか三日連続の登場のKeiです。単なる春休みに入ったからだろ、というツッコミはなしで。

本日古本屋から以下の本を買ってきました。
『文学とは何か』イーグルトン
『ぶんがくがこんなにわかっていいかしら』高橋源一郎
『探偵小説論序説』笠井潔
『ロリータ』ナボコフ
『都市地理学入門』

トータル3700円也…余り値段を考えずにレジに持っていったので、レジで値段を聞いて一瞬冷汗をかきました…。
『文学とは何か』は双城さんオススメ、しかも間接的に(?)有沢さんもオススメだという逸品らしいので、ぜひ春休み中に読みたいですね。
これで春休み読みたい本はええと…学術書だけでもギデンズ、アンダーソン、フロム…でも長期休みに読まないと絶対読みそうにないしな?。

積読本を考えると頭が痛くなるので、書評。今をときめく森見登美彦です。

太陽の塔 太陽の塔
森見 登美彦 (2006/05)
新潮社
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すべての自意識過剰な男子大学生に捧ぐ!?究極妄想恋愛(?)小説!

京大OBの大森望が「京大生の実態を描くと、現実の東京から見るとファンタジーに見えるという、マジックリアリズム小説なんです」と言っていた小説です。
ストーリーはてっとり早く言えば失恋した京大生の妄想が詰め込んだ小説です。トヨザキ社長的表現を借りれば「インテリのための「NHKにようこそ」みたいな小説」です。
この京大生の主人公が実に素晴らしいんですよ!単なるAVを借りる名目が「世界平和のために我々一人一人が責任を持って荒ぶる魂をしずめるため」ですよ!?「現代文化の研究材料としてアイドルカレンダーを購入し、」ですよ!?

居ますよね?、こういう奴。ざっと例を上げると…
単なるアスカ萌えなのに「エヴァンゲリオンは、近代的な人間観を超克した見方を持っており、ポストモダン的なアニメである」とか言ってる奴(ex.Kei)、
単にルリルリ萌えなのに「『機動戦艦ナデシコ』は過去のロボットアニメへの高い批評性を持っている」とか言ってる奴(ex.Kei)
ただ単に「格好いいから」という理由(しかも、意味はサッパリわからない)で聞いているU2を「世界への重要なメッセージを含んでいる」とか言ってる奴(ex.Kei)
単なる野球好きを「近代において求められる"故郷"(ホーム)に帰るという近代人の憂鬱を、ミニチュアサイズに描いたスポーツが野球だ」とか言っている奴(ex.Kei)
単なるラノベ好きを「近代におけるリアリズム文学がどうこうで?」とか持ち出して正当化する奴(これは俺じゃない!)
…もう、上げまくるとキリが無いです。
結論から言うと、Keiみたいな学生がですね、日頃どのような妄想を育んでいるかをですね、丁寧にリアリズムの手法で描いているという、正真正銘のマジックリアリズム小説です!(文学手法としてのマジックリアリズムは違うのではないかと突っ込んだ、あなた。それがこの主人公への第一歩です!)。
ラストまでこの妄想がどんどん膨らんで行きます。ついに…「Xデー」に何が!?

いやはや、でも京大には本当にこんな人がうじょうじょといるんでしょうか。ならば、今からでも勉強して京大に行きたいです…(京大の文学部なんて、どれだけ強烈キャラがいるのでしょうか?)。
そう言えば、東浩紀が昔、「はてな」で「近代国家主義がどうこう」から"アスカ萌え"を導いていました(勿論ネタですが)。
今をときめくオタク評論家の東センセイも学生時代はこうだったのかな?(と、現状を肯定)
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ルリルリ最高

携帯からコメント、双城です。
買いましたかぁ、『文学とは何か』。私の推薦はともかく、有沢さんの推薦ですから良書のはずですよ~(かく言う自分はようやく第二章を読み終えたばかり)。

書評の『太陽の搭』ですが、まぁ当然というか私は読んだことないです。ハハハ。
ですが、なんとなんと、
「インテリのための「NHKにようこそ」みたいな小説」ですって!?
こんなこと聞いたらとても読みたくなりますよ。
いずれ、購入する本のリストに加えておきますよ。

>アスカ萌え
そうだったのですか。Keiさんはアスカ萌えだったのですね……。
いや、良いと思いますよ、アスカ。なんてったって「気持ち悪い」ですから(解りにくい)。
ちなみに私、エヴァを実際に見る前は「アスカって良さげ」と思ってましたが、実際に見てみたらあんまり印象良くないですね。やっぱエヴァはストーリーですよ。ただ結論の付け方には甚だ不満がありますがね。
かく言う私は、やっぱり初号機暴走萌えですね(ぇ

>ルリルリ
おお、同士よ!(爆)
このルリルリは良いものだ(謎)
ルリルリはやっぱり劇場版よりテレビ版が萌え~だと思いま~す。

すみません、世の中があまりにもバカばっかなので、やけになってオタクネタに反応してしまいました(え、いつものことだろうって?)。

そんなこんなで双城でした。

「バカばっか」vs「あんた、バカァ?」

>「インテリのための「NHKにようこそ」みたいな小説」ですって!?

正確には書評家の豊崎由美が『NHKにようこそ』を「頭の悪い『太陽の塔』」と称していたのが元ネタです。
日本ファンタジーノベル大賞の受賞作ですし、ぜひとも読んでみて下さい。

>やっぱエヴァはストーリーですよ。

それは諸手を上げて賛成します。特に終盤から劇場版にかけては勝手に(?)絶賛してます。中盤は正直中だるみしてますが…。
劇場版のラストは唐突ですけど、まあ他人とはあんなもんじゃないですか(笑)。結局、ATフィールドで傷つけあって生きて行くしかない…って、ネタバレっぽいので、念のため反転

>かく言う私は、やっぱり初号機暴走萌えですね(ぇ

ええと、それは曲解すると碇ユイの魂萌え(←桐野夏生みたい)ということでよろしいのでしょうか(笑)?

>このルリルリは良いものだ(謎)

でも、アスカとルリルリの組み合わせは、バカの相乗効果(?)を生み出しそうで怖いです。
個人的にはリョーコ萌えとかいう超マイナーな路線もあったのですが、劇場版では髪の色が変わっていて誰か分からなくなっていたのが残念(笑)。

コメントありがとうございました。

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Author:Kei
文学部卒業して、冴えない仕事を冴えない顔でやってる。スバル持って北海道に移住したい。

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