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ZOO映画

2007-03-03(Sat)
一日二回更新って…、「帝都日記」ではかつてありえないクオリティです。それだけヒマなだけでは?というツッコミは三日前に締め切りました。

ZOO ZOO
小林涼子 (2005/08/05)
東映

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映像化でも乙一クオリティ健在!乙一は意外にメディアミックス時代に合うのか!?

乙一『ZOO』を映像化した作品。『ZOO』『カザリとヨーコ』『SEVEN ROOMS』『陽だまりの詩』『SO-far そ・ふぁー』のご作品を収録。
正直、小説の映像化作品には今まで散々期待を裏切られ続けたので、ほとんど期待せずYouTubeに落ちていたのを見てみました。
そしたら意外とクオリティ高かった!というわけで、嬉しい誤算の作品でした。最も監督が各作品違うらしく、すべてがすべて良かったわけではなかったのが残念ですが。
ちなみに、原作は結構前に読んだのですが、今回映像化された作品の中で覚えている作品は『カザリとヨーコ』と『SEVEN ROOMS』だけでした…『So Far』とか存在すら忘れてました。

・『カザリとヨーコ』

小説で読むと微妙な淫靡さがあって(?)、すごく印象に残った作品なんですが、映像で見るとなかなか悲惨でした。っていうか、カザリとヨーコは同じキャストがやってんのね、双子使えば良かったのに…でもマナカナはイメージ違いすぎてつかえね?。ヨーコの淡々とした語りが乙一的で良かったです。
気に食わないのはヨーコが泣いていた事、原作で泣いてたっけな…手元に原作が無いので何とも言え無いんですけど。もっと乙一作品のキャラは淡白なイメージがあるからあそこで泣かせないと思うんだけどな…。

・『SEVEN ROOMS』

原作のイメージ通りに見事に再現していたのが素晴らしいとしかいいようのない作品。これなら原作ファンも文句無いだろ的な。お姉ちゃんが原作のいい人から本当の姉っぽい性格になっていましたが、市川由衣の好演と不気味な笑みに免じて許しましょう(というか、こっちの方がいいと思ったぐらい)。
乙一の"怖さ"って、まず"人間の不条理"な"怖さ"というのがあると思うんですよね。そういうところが旧来のオジサマオバサマに「犯人がそんなことする理由が無い」とか「人間が書けて無い」とか言われてるんでしょうけど。
その"怖さ"をうまく映像化できているな、と思いました。というか、この一作だけでも十分この映画を見る価値はあるかと。
まあ文句あるなら、ラストかな。泣かせ入ってない?原作にこんな描写入ってたっけな…。
あと犯人は映像技術を駆使して、顔を映さないで欲しかった…なんだこのハリウッドにいそうなステレオタイプの悪人スタイルは、"不条理的怖さ"が半減するんですけど。
あっ、あとどうでもいいけど、児ポ法的に大丈夫なの、これ?この男の子、パンツ一枚でうろうろしてるんですけど。

・『陽だまりの詩』

原作も覚えて無いですし、な?んかこれだけ3DCGだったんですけど、見ても何も感想浮かばず。正直全く印象に残らなかった、可もなく不可もなく。

・『SO-far そ・ふぁー』

原作版をさっぱり覚えていないので、何とも言えませんが、映像版は良かったです。つーか、あとから考えたらかなり映像化が難しい話だと思いますが、それをうまく子役の独白を使いながら、映像化していると思います。
それどころか映像化していて、どれもこれも現実的に書かれるので、最後の最後にはどれが現実なのかサッパリわからなくなっているという…お見事だと思います。

・『ZOO』

な?んか表題作のくせして、原作読んだときは「つまんない三流ミステリ」との印象しか残らなかった作品ですが、映像化でもっとダメになってます。
大体さ、無精ひげ生やしていて、ピアスしてて、オープンカーにのってて、間抜け面のアホそうなキャストがダメ。これが乙一的主人公か?っていうか、原作の主人公ってもっと醒めているような『GOTH』の主人公みたいなのだった気がするんですけど…気のせい?
大体ベッドシーンがダメ。いかにも三流メロドラマ的。キムタクとかがやってそう。村上春樹に性描写の仕方を学んだほうがいいよ、この監督。
って、安藤尋っていうこの監督、成人映画とっていた人なのね。
こういう人って村上春樹とか読まないのかな?、乙一作品を映像化したいなら春樹とか読んで若い人の感覚を学んだほうがいいと思うけどなぁ。

なーんか、全体を通してのハイクオリティを「ZOO」のバカ監督のせいで一気にクオリティ下げている印象…表題作なんだからさ、もっとマシな奴はいなかったの?
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劇場公開が割と小規模で残念です。全国でも行けたんじゃないかと。

映画「ZOO」は劇場へ観に行き、「ZOO]のDVD版も入手し、原作「ZOO」のハードカバーも購入した上で昨日辺り二度読みしていたということを考えると実はすごい「ZOO」ファンなのではないかと今気付いた有瀬です。(……ハンドルは結局未決着。)

僕もKeiさんと同じ感想です。映画版もすごい!

漫画の「GOTH」にせよ映画の「ZOO]にせよあれほど忠実に再現した原作はあと姑獲鳥くらいで他は僕は見たことがありません。多分Keiさんも同ことをお考えかと思いますが…ミステリで原作の存在する映画・漫画は大抵ひどい出来ですよね(苦笑)腕利きのスタッフがつくのか、乙一の注文が的確なのかは分かりませんが――。

>『カザリとヨーコ』

一応原作にも「わたしは体を丸めて目を覆った」と「わたしの流した涙が多すぎて水溜りになってしまったのだと一瞬思ったが」という涙に関わる表現がありました。でも…涙自体を強く具体的に表現しているようではありませんね。確かに、ここでは涙はあわないかもしれません(笑)。

「カザリ」、「ヨーコ」の役者さん素敵でした。「ヨーコ」の素朴な感じはまさにそのままで。それに、Keiさんの仰るとおりヨーコの一人称独白型が原作の雰囲気をそのまま引き出していたと思います。

少し残念だったのが、乙一作品に共通する「ヨーコ」の天然な性格が(「いやもう半端じゃなく好きです。ハンバーグのためなら肝臓を一個売ってもいいくらいです」とかスズキさんの孫の女の子に対して「神様、今ここでこの子の首を絞めてもいいでしょうか」とかスズキさんが亡くなったことを知ったときに「『あんまりですよー』と思った」とか)あまり描写されていなかった点でしょうか。


>『SO-far そ・ふぁー』

これも素敵でした。原作は乙一のセンチメンタルパターンでしたが、映画ではあの現象が少しコミカルだった気がします。オチが思いのほか面白かった。こういう少し不思議な能力を題材にセンチメンタルな方向に持っていくの得意ですよね、あの人。

>『ZOO』

最低でした。同じく。

まずストーリーとして映画だけ見たら何が起こっているか全く分からない点が最低ではないかと。映画として見る以前のものかもしれませんが…。ポスターとか↑でリンクに表示されている不条理な絵のイメージを連想して期待していたので、相当拍子抜けしました。乙一の作品自体、表題作ってはずれ多い気がするんですが…。

あれ、日本で撮ったんですかね。それだけ気になりました(笑)。

いいですね・・

いいですね・・

偶然来ましたが、よく整っているサイトですね・・・。


私は、まだまだですね・・
応援しています!!

頑張って下さい!!

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文学部卒業して、冴えない仕事を冴えない顔でやってる。スバル持って北海道に移住したい。

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