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耳と目を閉じ、口をつぐんだ人間なろうと考えた

2007-03-11(Sun)
タイトルからサリンジャーの引用と言うか、「攻殻」の引用だったりしますが、僕の今の気分を見事現していると言うか…。これが、ホールデンなら「インチキだ!」って暴れ回るところなんでしょうけど…。
なんでこんな気分かというと、↓の本のせいなんですけど…。

不平等社会日本―さよなら総中流 不平等社会日本―さよなら総中流
佐藤 俊樹 (2000/06)
中央公論新社

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あーもう憂鬱。何に希望を見出せばいいのやら…。

どっかの首相が「格差があって何がいけないのか!」とのたわりましたが、おっしゃる通り格差があることがいけないのではありません。
ただ、格差が本人の努力や実力以外の原因でもたらされてた場合、当然の事ながら、その格差をもたらす社会システムへの信頼は低下し、社会統合の妨げになります。その先には…日本社会の弱体化があるのは言うまでもありません。
この本は、小泉政権が誕生する前の2000年に発表された本ですが、統計データからホワイトカラー上位層の閉鎖化を導き出しています。
正直、統計データをうまく操れる自信が無いので、この著者の言う事を信じるしか無いのですが、佐藤さんはSSM調査から父→子供の職業の移り変わりを中心に見ていっています。その結果から見えてきた結論は、ホワイトカラー上位層が団塊の世代を境目に世襲している率が高くなり、ブルーカラーにとって"出世"の道だった自営業になる道も確実に閉ざされているということです。
最も日本では「平等信仰」が信じられており、理由としては「学歴社会」だからみんな平等に勝負できる、と思われていることがある、ことと、「ホワイトカラー上位層」の子供は入社時点では周りと同じ「ホワイトカラー下位層」にであるため、統計データ(ジニ係数etc.)などにはでにくいことがあげられています。しかし、40歳時点の職業で、父子の職業を調べてみると、歴然と統計データにでてくる…というのが本書の内容です。

これ読んでマジで凹みました…。一応、5章に希望が持てそうな社会像も書いてあるのですが、「今更…言ったってね…」というのが本音です。こんな統計を見せ付けられたら、普通の一般ピープルはやる気を無くしますわな。
僕は地元の有名進学校(と言っても差し支えあるまい)に通ったんですけど、確かに「医者の息子」が多かったこと、多かった事…。しかも、それが「本人の努力」の名の下に「肯定」されて、格差が拡大していく現実。
しかもこの本、2000年に出ているのですが、「今後日本景気が上向きになったとしても、パイの拡大のなかで、収入の格差などはもっと拡がる可能性がある」と書いてあるのですが、もろあたっているんですけど…?

本多由紀『ニートって言うな!』という本があります。確か、光文社新書かどっかから出ている本なんですが、「ニート」と呼ばれている人たちの「働きたくても働けない現状」が描かれています。働けない原因はテレビで描かれるように精神的な問題ではありません、それは引きこもりです。引きこもりはあくまでもニートの一部です。
ニートの原因を「本人達のせいだ」と言って、本人たちがとりようの無い「責任」まで押し付けている現在。その押し付けている彼らは、親も管理職で、会社の世界しか知らない。総理大臣は元首相の孫で、有名私立小学校出身。首相のまわりの皆さんも大差なし。

全く、希望の持てない社会なんですけど?

言うまでも無い事ですけど、Keiみたいな奴が出てきていることが、社会統合への障害への一因(まあ凄く小さいですけどね)なることは言わずもがな
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