スポンサーサイト

--------(--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ラノベとノベライズは根本的に意味が違うと思う

2007-05-02(Wed)
何故か五月に入った途端、みなさん揃って五月病にかかったようで…。気づけば5/4が「みどりの日」に…森のバカはなんでこういうどうでもいい事しかしないのか…。
ちなみに、「国民の休日」は「二つの「国民の祝日」(祝日Aと祝日C)によって前後を挟まれた日(休日B)」と規定されているそうです(wikipediaより引用)。なので、法律自体はなくなっていないので、2009年にはハッピーマンデー敬老の日と秋分の日で一日だけの「国民の休日」復活との噂もあるそうです(これまたwikipedia)。

というわけで、久々のラノベ書評。というか「憂鬱」以来。
前回、酷評したハルヒを何で読んでいるかというと、東浩紀が『?の消失』を『動物化するポストモダン2』で取り上げていたからです。実際、『ゲーム的リアリズムの誕生』でライトノベルの立ち位置がつかめた、という感触があるので、実際今読んで見たら印象変わるかな、と思いまして。


嘘です。本当は「こんなに近くで…」を使った長門のMADムービーの出来が余りに素晴らしかったからなんですが…。

涼宮ハルヒの溜息 涼宮ハルヒの溜息
谷川 流 (2003/09)
角川書店

この商品の詳細を見る

涼宮ハルヒの退屈 涼宮ハルヒの退屈
谷川 流 (2003/12)
角川書店

この商品の詳細を見る


というわけで「消失」を読むたけめだけに買った二冊。特に感想なし。強いて感想を言うなら、『孤島症候群』でワイン飲んでいたのがうらやましかったぐらいかな。おい、高校生の癖にそんな高そうなワイン飲むな、こっちはドラフトワン(←サッポロの第3のビール)でガマンしてるんだから*1。
あと、文章が酷い…、いやKeiだってうまくはないのはこのブログを見ている方はご存知かと推測できますが、プロでこれはないだろ…。ラノベ文学論どうこう以前に文章をラノベ業界が一致してどうにかしましょう…。っていうか、校正係は何も言わないのか…?

*1…管理人の年齢を聞いてはいけない

涼宮ハルヒの消失 涼宮ハルヒの消失
谷川 流 (2004/07)
角川書店

この商品の詳細を見る


朝倉、お前何故表紙で微笑んでるんだ?と思った人多数かと…。
これぞ、東浩紀が現代オタクたちを象徴していると言わんばかりに取り上げた作品です。

以下反転ネタバレです。『涼宮ハルヒの消失』を未読の方は反転しないでください。ネタバレを気にしない方はどうぞ

東曰く本作品は「自然主義リアリズム」(=「消失の世界」)と「まんが・アニメ的リアリズムの選択」(=「SOS団の世界」)の選択を暗示している、と指摘しています。そして、最終的に「まんが・アニメ的リアリズム」を選択する、つまり今現在ライトノベルを読んでいる読者を暗喩している、と指摘しています。東的に言うならば「メタ物語化」です。
先に東の評論を読んでいたので、最初からそういったバイアスのかかった状態ゆえに正しい判断が下せるかは怪しいですが、
東の指摘は正しいと思います。
ハルヒは確かに「まんが・アニメ的リアリズム」に則っているし、そういう「まんが・アニメ的」リアリズムの方を「リアル」と感じるオタクがいる。でも、そういった作品に対して「現実や人間を描いていない」と指摘する人がいる。滝沢馬琴に「人間が描けてない」と言った坪内逍遥と同じ理屈です。
こういった二つの「リアリズム」(?)の対立をうまく作品にしてみせてると思います。キョンはほとんど迷わずエンターキーを押し、読者が同じ立場でもおそらく迷わずエンターキーを押すと思います。それは「まんが・アニメ的リアリズム」の選択を現す、うーん素晴らしい。

東の評論を読んで以来、ラノベに物語性を求めたらダメなんだ、ということを自覚したので(笑)、全く期待していませんでしたが、案の定今回も物語はダメダメです。SF的にはもう使い古されてるだろ(笑)、タイムトラベルなんて。
SFタイムトラベルものの古典・『夏への扉』が出た時代すら「使い古されている」とか言われているぐらいなのに(笑)。

ラノベは「キャラクターが物語の枠を越えて自律的に活動する」という特徴がありますが、今回の作品はそれの典型だと思います。
つまりキャラだけが自律して「SOS団の世界」から「消失の世界」へ物語の枠を越えて、移動し活動しているわけです(長門だけ微妙に性格が違いますが)。
まさに、「キャラクターの自律化」と「メタ物語化」という東の言っていることを見事に体現していますし、東理論を体得したい方は実作例としては最適なので是非ともどうぞ(笑)。

しかし、キョンはモテモテだなぁ…。なんかむかついてくる。

佐藤友哉の話題には必ずコメントしなければならないという使命感を感じながら疎外疎外ジャック的残酷な鏡家有瀬さんへのレス

いい加減、レスをコメント欄で返すのか、次の記事で返すのかはっきりしようと思ってます。

>順調にこれからぶち壊しにする人生の土台が完成しつつありますねー。
>大きい建物ほど壊れた快感は違う?

…ああ、結婚前に不気味な事を言いますねー。ぶち壊すのは小説だけでいいですよ…。人生までそんなことでぶち壊すことはないかと…。



と、いいつつどこか佐藤友哉にぶち壊しに期待している自分がいる。

>一世を風靡した純文学作家とかなんかそんな名目で国語の教科書載らないかなあ(笑)。

センター試験に出ないかな…(無理)。

コメントありがとうございました。

あと、コメントはやはり次回記事でレスすることに(これ書いている今)決定しました。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

本ブログはXP+IE7、Firefox3、Safariで一応確認しています。
リンクについては貼るなり外すなりお好きにどうぞ。

▲Pagetop
プロフィール

Kei

Author:Kei
文学部卒業して、冴えない仕事を冴えない顔でやってる。スバル持って北海道に移住したい。

最近の記事
人気エントリー
最近のコメント
コメントのレスは基本、次回記事でします。
古い記事へのコメントも大歓迎です。ただし、その場合はその記事のコメント欄におけるレスになります。
最近のトラックバック
月別アーカイブ
11  10  08  12  10  09  06  03  02  09  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  05 
カテゴリ
リンク
ブログ内検索
カウンター
あなたは
RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。