「成人式とか面倒だからでたくないよねー」&コメント返信
2008-01-15(Tue)
成人式に行ってきた…が、実につまんなかった。
やっぱりさ、イニシエーションってハレの日なわけじゃないですか。祭りですよ、祭り。
そう考えると沖縄的な成人式の方が「ハレの日」として機能しているのではないかと、小一時間問い詰めたいぐらい、つまんなかった。ぶっちゃけた話、会場が広すぎて同級生とか会わないし。
なんか成人式でインディーズ系のアーティストが歌ってた。ためしにぐぐってみたら、ウィキペディアにすら項目が無かったレベルの歌手の曲を流して面白いと思っているのか?主催者は。
せめて名曲のカバーにするとかさ、それなりにはみんなが楽しめるようなアイデアを考えようよ。
そもそも、その新成年で作る成人式実行委員会って何?これが市民参加社会って奴ですかね?…って誰一人選考過程すら知らないのに(笑)。
で、飛行機の中で空港で買ってきた『空の境界』を読んでました…が、つまんね。あまりにもつまんなくて驚いたぐらい。人によって賛否両論が分かれるのはわかっていたけど…。
単なる印象論ですけど、奈須きのこは佐藤友哉とかに比べてエンタメ系の作家が何となく抱えている純文学コンプレックス的なものが綺麗に抜けている(というかまったく意識していない)気がした。
「空の境界」を読んで気づいたんですけど、佐藤友哉なんかは「マンガ・アニメリアリズム」なんだけれども、根底に純文学を引きずっている感じがします(舞城はもっとそういう傾向強いし、滝本もどっちかというとこっち派)。それに比べて、奈須とか西尾(あと流水も・笑)は完全にそのあたりのコンプレックスが抜け落ちている気がする。
だから、佐藤友哉が私小説にシフトを切ったというのも何となく納得できるし、西尾維新がラノベ的な作品を書き続けている理由も何となくわかった気がした。でも、正直僕が新伝奇についていけないことも良くわかった(笑)。
やっぱり、僕は価値観はオタク第三世代の人間っぽいです。実際、僕が今小説書くと「アニメ・マンガリアリズム」に則った「私小説」になると思いますよ、それこそ佐藤友哉『世界の終わりの終わり』みたいな(正確に言うと「私小説」は自然主義的リアリズムだけれども、ガジェットとして「アニメマンガリアリズム」を使うみたいなニュアンスです)。というか、ひょっとしたらエヴァを引きずっているか、いないかの差なのか知れない(笑)。
というか、『世界の終わりの終わり』を読んでいて、あまりにも自分が(こっそり)考えていた小説とそっくりでびびりましたもん(笑)。
でも奈須きのこ読んでいて、書き方とか事件とか新本格作家っぽいと思ったのは僕だけ…?すごい既視感を覚えたんですが。
コメント返信
>職業ニートさん
>「Alive 番外編」これから聴かせていただきます。僕もコレ楽しみにしてました。(^-^)
まさかニコ動にアップする人がいるとは思いませんでした(笑)。本当に便利な時代になったものです。
>僕もひさしぶりに東浩紀づいてみようと思います(笑)
最近、まわりから東信者扱いされてます(笑)。別に東だけ読んでいるわけじゃないんですけど、ブログに書こうと思うのはやっぱり東が多いですが。
>東浩紀コレクションDに『美少女ゲームの臨界点』の対談が再録されていると最近知って、すごく喜んでいます。
講談社BOXは手を出してないんですよね…。そういえば、講談社BOXで一番売れてないのは東浩紀とかいう噂が…。
>majihamaさん
>はじめまして。毎度、楽しみ拝見させてもらってます。
はじめまして。よかったら、これからもよろしくお願いします。
>Keiさんの本の読み方や要約の方法論ってどんな感じなのか知りたいです。
>なんとなくですが、全部読むタイプじゃないですよね?
一応全部は読むんですよね…、もったいないからという理由で(笑)。
でも、結局ブログにまとめたり、何度も読んだり、熟読したりするところは、興味を持った一部分にはなっていますね。特にブログに書くときはどうしてもほんの一部分になってしまっていますね…。数年後に全部通して読んでまったく覚えてないよりは、一部分だけでも覚えている方が意味があると思うので(笑)。
あまり本を大事に扱うタイプではないので、気になるところにラインをひいて、まとめるときはそれを繋げるという方法を取っています。
お二方ともコメントありがとうございます。
やっぱりさ、イニシエーションってハレの日なわけじゃないですか。祭りですよ、祭り。
そう考えると沖縄的な成人式の方が「ハレの日」として機能しているのではないかと、小一時間問い詰めたいぐらい、つまんなかった。ぶっちゃけた話、会場が広すぎて同級生とか会わないし。
なんか成人式でインディーズ系のアーティストが歌ってた。ためしにぐぐってみたら、ウィキペディアにすら項目が無かったレベルの歌手の曲を流して面白いと思っているのか?主催者は。
せめて名曲のカバーにするとかさ、それなりにはみんなが楽しめるようなアイデアを考えようよ。
そもそも、その新成年で作る成人式実行委員会って何?これが市民参加社会って奴ですかね?…って誰一人選考過程すら知らないのに(笑)。
で、飛行機の中で空港で買ってきた『空の境界』を読んでました…が、つまんね。あまりにもつまんなくて驚いたぐらい。人によって賛否両論が分かれるのはわかっていたけど…。
単なる印象論ですけど、奈須きのこは佐藤友哉とかに比べてエンタメ系の作家が何となく抱えている純文学コンプレックス的なものが綺麗に抜けている(というかまったく意識していない)気がした。
「空の境界」を読んで気づいたんですけど、佐藤友哉なんかは「マンガ・アニメリアリズム」なんだけれども、根底に純文学を引きずっている感じがします(舞城はもっとそういう傾向強いし、滝本もどっちかというとこっち派)。それに比べて、奈須とか西尾(あと流水も・笑)は完全にそのあたりのコンプレックスが抜け落ちている気がする。
だから、佐藤友哉が私小説にシフトを切ったというのも何となく納得できるし、西尾維新がラノベ的な作品を書き続けている理由も何となくわかった気がした。でも、正直僕が新伝奇についていけないことも良くわかった(笑)。
やっぱり、僕は価値観はオタク第三世代の人間っぽいです。実際、僕が今小説書くと「アニメ・マンガリアリズム」に則った「私小説」になると思いますよ、それこそ佐藤友哉『世界の終わりの終わり』みたいな(正確に言うと「私小説」は自然主義的リアリズムだけれども、ガジェットとして「アニメマンガリアリズム」を使うみたいなニュアンスです)。というか、ひょっとしたらエヴァを引きずっているか、いないかの差なのか知れない(笑)。
というか、『世界の終わりの終わり』を読んでいて、あまりにも自分が(こっそり)考えていた小説とそっくりでびびりましたもん(笑)。
でも奈須きのこ読んでいて、書き方とか事件とか新本格作家っぽいと思ったのは僕だけ…?すごい既視感を覚えたんですが。
コメント返信
>職業ニートさん
>「Alive 番外編」これから聴かせていただきます。僕もコレ楽しみにしてました。(^-^)
まさかニコ動にアップする人がいるとは思いませんでした(笑)。本当に便利な時代になったものです。
>僕もひさしぶりに東浩紀づいてみようと思います(笑)
最近、まわりから東信者扱いされてます(笑)。別に東だけ読んでいるわけじゃないんですけど、ブログに書こうと思うのはやっぱり東が多いですが。
>東浩紀コレクションDに『美少女ゲームの臨界点』の対談が再録されていると最近知って、すごく喜んでいます。
講談社BOXは手を出してないんですよね…。そういえば、講談社BOXで一番売れてないのは東浩紀とかいう噂が…。
>majihamaさん
>はじめまして。毎度、楽しみ拝見させてもらってます。
はじめまして。よかったら、これからもよろしくお願いします。
>Keiさんの本の読み方や要約の方法論ってどんな感じなのか知りたいです。
>なんとなくですが、全部読むタイプじゃないですよね?
一応全部は読むんですよね…、もったいないからという理由で(笑)。
でも、結局ブログにまとめたり、何度も読んだり、熟読したりするところは、興味を持った一部分にはなっていますね。特にブログに書くときはどうしてもほんの一部分になってしまっていますね…。数年後に全部通して読んでまったく覚えてないよりは、一部分だけでも覚えている方が意味があると思うので(笑)。
あまり本を大事に扱うタイプではないので、気になるところにラインをひいて、まとめるときはそれを繋げるという方法を取っています。
お二方ともコメントありがとうございます。
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