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『夜は短し歩けよ乙女』レビュー&コメント返信

2008-06-04(Wed)
「みんな死んでしまえばいいのに…」
なーんて、シンジくんみたいなことを愚痴愚痴いっていても仕方ないので、明日インターンシップのイベントやらに行ってきます。地味に、場所が東京ドームのところなので、ついでに行こうかな?と思っている「野球博物館」の方がよっぽど楽しみだったりしますが。
そもそもインターンシップ云々も先輩にせかされていくだけという…こんなグダグダで大丈夫なんでしょうか。資格?え、全然勉強してないよ…。英語?センター試験を頂点に(その頂点すら高くなかったし、センター?二次試験の間すら全然英語勉強してなかったし…)ずるずると落ちてますが?体育会系にも所属してないし、専攻・国文ですよ、ええ。
高度資本主義社会の中で生き残るために頑張って行きたいと思います。自分の中でいい方向性に向かえば、いいんだけど…。

あっ、久々にエンタメ読みました。
夜は短し歩けよ乙女夜は短し歩けよ乙女
(2006/11/29)
森見 登美彦

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最近、大プッシュ中の森見登見彦。実は今まで一冊しか読んだことがなかったという…ごめんなさい。それにしても、森見は本当に出世しましたねー。今や、本屋大賞文化圏(伊坂幸太郎とか恩田陸とかあのあたり・笑)のベストセラー作家!『太陽の塔』読んだ時点で、ここまで出世するとは思いませんでした…。『太陽の塔』とか「高学歴版『NHKにようこそ』」って呼んでましたね、僕なんか(笑)。

さて、今度も古都・京都を舞台にヘタレ自意識過剰男が恋する(?)チャーミングな黒髪乙女の恋の物語。
いいよねー、この自意識過剰ヘタレっぷり(インテリ風味)。え?誰かに似てるって?気にしない、気にしない。『NHKにようこそ』の佐藤君をもっと自意識過剰にして、バカっぽく(ただしインテリ風味)した感じでしょうか。え、分かりづらい?
かつて「左京区と上京区をあわせてもならぶものなき硬派」という勇名をはせた私が、今や何とか彼女の眼中に入ろうと七転八倒してる。私はその苦闘を『ナカメ』作戦と名づけた。これは「なるべく彼女の目に留まる作戦」を省略したものである

最高ですねー、この無駄さ。バカっぽさ。ヘタレっぷり。まぁ、世の中そんなもんだよ…(笑)。

主人公といい乙女といい、サブキャラたちもキャラ立ってますし、森見はキャラクター小説っぽいところがあるのではないかと前から思ってます。とはいえ、一部の噂では本屋大賞も随分と書店女子のキャラ萌えで作品の評価が決まっているとか何とか…。みんな、永瀬(伊坂幸太郎『チルドレン』)萌えらしいですよ?(あくまでも噂ですけどね)
やっぱり、時代はキャラクター小説の時代なのでしょうか。でも、小説自体が変容したというよも、僕達の読み方が変わってきただけなのかも…。なんだかんだ言って過去作品も結構キャラクター小説的に読解できますしね…谷崎の『春琴伝』の春琴とか現代で読むとツンデレにしか見えない(笑)。

さて、現代の京都を描くと、東京から見るとマジックリアリズム小説に見えるという評判のモリミー(ウィキペディアにも書いてあった)。京都は南米扱いですか(笑)。でも、ファスト風土化に最後まで抵抗するのは街全体テーマパークの京都なのかもしれない、とか最近思う今日この頃。
ちなみに、京大OBの大森望曰く「ケータイが入ったこと以外、今でも京大生の生活はあんまり変わってない」らしいです(笑)。
実際、京大だって今時普通の大学だろ、とか思うんですけどね…。でも、折田先生像事件とか見てるとまだ何かあるんでしょうか。
って、この視点はオリエンタリズムっぽいなぁ…。でも、そういう「マジック」的なものが「あるのではないか」と思わせるリアリズムは京都にはありますよね。

『学園祭とは青春の押し売り叩き売り、いわば青春闇市なり』by森見登見彦

うー、かっけー。というか真実すぎる(笑)。僕も「詭弁論部」とかあったら入りたいんですけど。「ごはんでもパンでもどっちでもいい人が「パン派」と「ご飯派」に分かれて戦う」とか面白そう(笑)。誰か、うちの大学祭でもやらないかな…。勝手に廊下を占拠してゲリラ演劇(そしてそれを取り締まるべく追う大学祭本部)とか楽しそう…って大祭委員会の奴がこんな話聞いたらキレそうだけど(笑)。

噂によれば、アニメ化も決定しているらしいですね。さすが、角川。主人公は杉田智和、乙女は川澄綾子希望で(何故!?)。さらによく言えば、京都アニメーションで!この作品の舞台である京都の魅力を最大限に引き出せるのは京アニしかないでしょう!

って、レビューとかいいながら全然レビューしてないことに今更気づいた件。まぁ、いっか。

コメント返信
>たまきさん

>文学(人文)って昔は社会に大きく関わってた気がするのに変だなあ。どんどん社会から離れてってるような気がします。

全くですねー。かつては文学は社会に対する前衛的な役割を担っていた、とか言説を聞くたびに「ホントかよ」とか思います。でも、小林秀雄とか坂口安吾の時代だったらそうだったのかも…。就活で泉鏡花などという単語を喋ることが一度でもあるのだろうか…「誰ですか?」とか言われたりして。

>のだめのアニメは見てませんでしたが、keiさんがこう書いているということは見たことがあるということでしょうか…

「のだめ」はアニメだけは見てました。原作は全く読んでませんが、自分の中ではギャグマンガとして認識されてます(笑)。
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森見ときいてとんできました。うそです。でもちょっとほんとです

森見は新説メロスで爆笑したし、京都っていいよな~と我が脳内で勝手にユートピア化されとりますから(近世の文運東漸が起こるまでは文学の中心都市だったし)モリミーもっと読みたいです。
夜は短し~のアニメは当然京アニ制作じゃないと始まりませんて(読んだこと無いけど)
詭弁論部には入りたくないけど(口べた)はたから見てるとものすごくアホそうなんで出来たら立命館あたりがつくってくれないかしらとか思ってしまう(笑)
私としてはサヨクな自治会よりはこっちの方がいい。

>一部の噂では本屋大賞も随分と書店女子のキャラ萌えで作品の評価が決まっているとか何とか…。みんな、永瀬(伊坂幸太郎『チルドレン』)萌えらしいですよ?(あくまでも噂ですけどね)
やっぱそんなもんなんでしょうかねー萌えって大事ですよねえ(しみじみ)
もっと真面目に読めよう、と凹んでしまう。

>過去作品も結構キャラクター小説的に読解できますしね…
ツンデレとかヤンデレとかの個性を表す記号も便利ですし。
葵上はツンデレで、六条御息所はヤンデレで。
そうなったのはやっぱりオタク文化の影響なんでしょうか?それよりも、自主的に発展学習することがなくなっただけかなあ……演習でもない単位ももらえないような文章に、そこまで真面目くさって読む必要ぶっちゃけないんですから。……と書いて若干鬱になりました(笑)

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