なんか、今年はコミケ3日目に行く羽目になりそうです。せっかくなので、チキさんの冊子でもGETしたいと思ってます、はい。
ここのところ、ずっと忘れていたレビューです。まとめようと思って、もう読んだの一ヶ月前だぜ…。

ウェブ炎上―ネット群集の暴走と可能性 (ちくま新書 683)ウェブ炎上―ネット群集の暴走と可能性 (ちくま新書 683)
(2007/10)
荻上 チキ

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読んだのは随分前なのですが、個人的なメモに近いまとめ。ここに書いてあることは、人文系のネットユーザーには感覚的には当たり前なことも気もしますが、タームのまとめメモとして。

「インターネットの『生態』すなわち特徴は『可視化』と『つながり』という二つの概念を用いて考察すると、鮮やかに読み解くことができます」

サイバーカスケード…「サイバースペースにおいて各人が欲望のままに情報を獲得し、議論や対話を行っていった結果、特定の−−たいていは極端の−−言説パターン、行動パターンに集団として流れていく現象のことを指します」

確証バイアス…フィルタリング(情報のふるいわけ)の結果として「個人の先入観に基づいて他者を観察し、もともと持っていた考え方や偏見にとって都合のよい情報だけを集め、それにより自分の先入観を補強すること」

セレクティブメモリ…「確証バイアスの結果として、印象深い記憶のみが強調されること」

デイリー・ミー…「ネットは個人化されたメディア。数々の新聞、ラジオ、テレビ、すべてのメディアの中から『わたし』に合わせて要約を作ってくれる、『私のための新聞』」

エコーチェンバー…「音の反響効果を人工的に作り出す部屋や装置のこと。仮に小さなつぶやきであっても、自分に都合のよい言説を選択し、(似たような趣味を持つ)多くの人と同調しまうことでその声を大きくすることが出来る。仮にユーザ数が少なくても問題にならない」

「エコーチャンバーへの閉じこもりが、各ユーザのセレクティブメモリを強化し、結果としてサイバーカスケードを形成していく。」

クラスター化、蛸壺化、島宇宙化…「各エコチェンバーにとどまって閉鎖的になってしまったグループが無数に点在すし、それぞれが排他的な傾向を持ち、相互に反目しあう状態。」

集団分極化…「集団で討議を行う際、人が異なる意見へと歩み寄るよりは、もともと持ち合わせていた性質を強化する傾向にあり、討議を終えると人々は当初の意見の延長線上にある極論へとシフトしていく可能性が高くなること」

「私たちにとってトライブ(部族、趣味などの集団)を選択するということは、同時に別のトライブの住民と反目しあうことによって自己確認や世界観のメンテナンスを行うということを示しています」

「空間も時間も越えてすべてをつながていくウェブにおいては、異なる文脈へと接続しやすいために誤配が生じやすく、またそれが可視化されやすい。まったく異なる文脈同士を接続してしまうため「約束事」のあり方が変容し、その一方で誤配の痕跡がいつまでもウェブ上に残ってしまう」

ハイパーリアリティ…「『本当のリアリティ』なるものがなく、実態を伴わないイメージが自走していく状態。」

「立ち位置」のカスケードではなく、「争点のカスケード」が起こった…A対Bという対立が確定した時点で、AvsC、AvsDという選択肢は隠され、かつAvsBという対立にはAの勝利が内包されている。

モラルパニック…「実在する現象とは関係なく、特定の文化や行動パターン、属性などに対して、『社会が蝕まれている』『道徳や常識が崩壊している』『治安が悪化している』という誇張された認識が広がることにより、これら『危険な文化や人々』を排除し、社会や道徳を守ろうとして発生する集団行動」

カードスタッキング…「自らに都合のいい事柄を強調し、都合の悪い事柄を隠蔽するタイプのイカサマのこと」「数あるデータや事例から、自説を補強するものばかりを並べてリアリティを作り出すケースは日常的に見られる」

「アーキテクスチャによる管理という発想により法律の完全執行が可能になる。これまでの社会において法律が完全執行は行われたこと無い」「私刑」が可能。

「政治的な議論に興味ない者などの「祭り」が、政治的影響力を持つということは、これまでも起こってきたことですし、サイバーカスケードで『ネタがベタになる』ことに対する注意は必要です」

解決策:フィルタリングをGoogleだけに頼らず、ハブサイトなどを構築するなど。

----------引用終わり--------------------
サンスティーンなんて読まなくても、長年のネットユーザー感覚的に無意識的にわかっていることも多いんじゃないでしょうか?
僕的にも、まとめ、としてはすごく助かりましたが、「おおっ!」ってほどの驚きはない本でした(笑)。
もちろん、ウェブにはこういう傾向を含んでいて、それが何らかの問題として吹き上がり、正直不快な思いをすることもありますが、もうすでにウェブは切っても切り離せないぐらい人間なので、うまくウェブと付き合っていくしかないですね(←てきとーにまとめてみた感ありあり)。

それにしても、改めて「攻殻S.A.C.」は凄いよなぁ…とか改めて思った。

コメント返信
>tamakiさん
コメント返信遅れてすみません

>・東京大学の三四郎池(ただの池)

あー、受験生が絶対行ってはいけないって言われる池ですね(そっちか)。

>・雑司ヶ谷霊園(ただの墓場)
>・漱石山房跡地(ただの公園)

漱石ですか…僕の中で漱石の印象は薄いのか、その手はなかった、と思いましたが…きっと玉川上水と同じでただの墓場ですよね…。

>あと早稲田大学。大学めぐりかよ。

意外と大学めぐりは楽しいですよねー。早稲田は去年の大学祭行きました。
うちの大学は某萌えマンガで勝手に女子寮のモデルにされたりしているわけですが(それも何故寄りもよって人文棟)。

>私はここ最近旅行するなら文学関係がないと行く気ゼロなんで、一応そういう方の為に文学館もみつくろってあげてください。

文学館とかあったっけな…(おい)。探せば、結構あるんでしょうね。

>コメント欄に書き込む際見やすくなっていい感じですよ。

ありがとうございます。ほとんど、色換えですけど。
  
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