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早稲田文学十時間連続公開シンポジウムの自分のメモを起こしただけ

2008-10-20(Mon)
コメント返信はこの記事の下に独立記事としてあります。

高田馬場からのあの微妙な距離をテクテクと歩いて、早稲田に行ってきました。

で、なんで行って来たかと申しますと…

十時間連続公開シンポジウム 文芸批評と小説あるいはメディアの現在から未来をめぐって

これにいってきたんですよ、はい。
ぶっちゃけ、十時間ただ単に座っているのは結構疲れました。へとへとです。これから、F1を見ようと思う余力すら碌に残っていません。

まあ、一番疲れているのはずっと出ずっぱりだった、東浩紀と市川さんでしょうけどね…。

というわけで、レポートを書く気力になんてほとんど残っていませんが、己のメモの汚さは自分が一番わかっているので、当日中に活字におこしておきます。

以下、各々の発言はKeiのメモと記憶に基づく独断と偏見によってまとめられています。それによって、発言者の意図と異なる場合があるかもしれませんが、お許しください。

ポッド1「文芸メディアの現在――批評的メディアはどうありうるか」
パネリスト:東浩紀、宇野常寛、佐々木敦、中森明夫、山本充、前田塁+


最初、真面目そうな話をし始める佐々木敦と宇野常寛にいきなり中森明夫が絡んで「プロレスしろ」とか言い始めたのが面白かった。終始、中森明夫名言集とか作りたいぐらいは中森は面白かったですね。

話自体は、「パフォーマティブな批評」(ゼロアカ道場的な)とかで推移して、佐々木敦さんが否定派(はっきり否定はしてないが、そう見えても仕方ない感じ)。
あと、このポッドでは大塚英志批判。何故か、このシンポジウムではいない人への批判がよく出ましたねー。宇野曰く、『リアルのゆくえ』で東浩紀は大塚英志の要求するものを満たしている(ラノベに対しては責任を持つ)、なのに何故か大塚は怒ってる、と。
このシンポジウムでは宇野&東が共同戦線をとることが多かったですねー。
あと、質疑応答が宇野批判ニ連続だったのは吹いた。そして、その質問に宇野以上に怒っていたのは、東の方でした(笑)。

その他メモ
東浩紀「ゼロアカ道場は奈須きのこととひぐらし(の売り上げ)によって出来ている」「価値判断なんて話したところでかわらない。すれ違いだけ」「批評はパラサイト」

ポッド2「日本小説の現在――現在時の日本小説をめぐって」
パネリスト:東浩紀、渡部直己、池田雄一、新城カズマ、大森望、前田塁+


この手の問題を話し合うと必ず出てくる問題として純文学vsエンターテインメントというのがあるわけですが、今回の場合渡部vs大森という形で薄々とその対立構造が見ていました。あと、渡部vs大森という対立は、作家神話を信じている(キャラを演じている?)今の高橋源一郎を認めるかどうか、という点でも対立してましたねー。そういえば、福田和也も今の高橋源一郎をボコスカに叩いていたなぁ…。

っていうか、ここでこそこそ言うなら、高橋源一郎呼べよ、という気もするわけですが(笑)。あの人なら、そこそこ面白い話してくれるだろうし。あと、女性が少ないって話をされてましたが、じゃあ斉藤美奈子を呼べよ、っていう気もするわけで…最初から頼んでなかったのか、スケジュールが合わなかったのか…。

とにかく、このポッドはヌーヴォーロマンを持ち上げて、描写の困難さを解く渡部じいが一人浮いてました(笑)。最も、この方がいなければ、大森、新城、東ののんびりSFトークになっていた可能性もあるわけですが。

一応、主題は描写がなくなってきている、ということで、ケータイ小説やライトノベル関連で昨今よく言われる話ですよね。
たとえば、『ハルヒ』はほとんどキョンの語りだけで成立している。新城カズマがちゃんと調べてない、という前提でおっしゃっていたのは「ライトノベルにおいて三人称から一人称に移行している」という話でした。

あと、出てきたのとして、リアル系vs空想系という対立で、かつてはリアリティとかいう言葉で語られるような「本当っぽい嘘」をみんな読者が読んでいた、しかし、今の読者はリアルな話/嘘とい二項対立で考えている。まさにリアル系の王者といえば、「ケータイ小説」しかり「お笑い芸人の小説」(『ホームレス中学生』)しかり「すべらない話」しかり…僕はその系列にVIPのスレを加えたいと思っているのですが(まあ、釣りも多いし微妙ですが)。
さらにいえば、私小説や批評だって、リアル系といっても差し支えないかもしれない。東浩紀は『キャラクターズ』は批評が私小説的であることを示したかったみたいなことを言ってましたし(これは次のポッドの宇野さんの話とも繋がると思います)。そういうリアル系の方が優位に立つ風潮になりつつある、と。
SF大好きっ子・大森望的には、その潮流は許し難い。バカバカしい話をどう書くか、という悩みを書いた舞城は評価するとのこと。

ここでは、渡部さんが独自の文学論を語っていらしゃったのですが…まあ、ざっくり省略ということで…。外部との関係がある話がいい、みたいな話をされていたような…(だから舞城を認めないって話)。

その他メモ
「ケータイ小説のフィールドでは、日記と小説が区別されていない、というかほとんど近いところで推移している(ブログで小説書き始めた、とかがケータイ小説とかになっている)」
新城「非常に、この感覚(↑上記)はカラオケに近いのではないか」

ポッド3「文芸批評の今日的役割について」
パネリスト:東浩紀、宇野常寛、福田和也、前田塁+、大澤真幸、千野帽子


どうでもいいけど、初の生大澤真幸見て思ったこと…写真で知っていたけど、想像以上に髪の毛すげえ。あと、福田和也格好いい
あまりこの記事には書いてませんが、ポッド1、2は東浩紀が批評が衰退している、だからゼロアカみたいなことをやって次世代の批評を盛り上げなければ、みたいなことを言っていたんですね。

それと対照的に、福田和也はあっさり、「文芸批評家なんて一世代に一人しかいらない。天才がやるもの」といきなり発言(笑)。
東浩紀曰く、「仰るとおりだが、読む側のリテラシーとしてそもそも人文的な知への信頼が落ちている。人文的な知のあり方が衰退すると、その天才を救えないのではないか」とのこと。
ちなみに、このポッドで批判されているのは後藤和智でした(笑)。

大澤真幸がボソボソといいことを喋っていました。
「日本において、文芸批評の衰退≒思想の衰退、概念の衰退。文芸批評と社会批評が同時に入ってくるのが後進国の特有(この文は福田)。あと日本語は概念をイマジナリーなものを結び付けやすいので、シンボリックな概念にする役割を文芸批評が担っていたのではないか」

それに関して、宇野が日本の批評は批評なのか、エッセイなのか、そういう何でもあり感なものが支配していた(江藤淳とか宮台、大塚とか)。そして、それに宇野本人はあこがれるとのこと。

その他メモ
東浩紀「どこまでをコンテンツとするか?というのが難しくなっている」

ポッド4「読者と小説――批評と書評、文学賞」
パネリスト:東浩紀、千野帽子、豊崎由美、芳川泰久、中森明夫、前田塁+


この面子をみればわかると思いますが、ずっと豊崎さんのターンです。あと、田中和生の悪口とか(笑)。
書評と批評の違い、前者はミステリに限らず、ネタバレ禁止(by豊崎)。

このポッドは各人の発言集ということで、

豊崎「石原慎太郎は会話がかけない。人の話を聞いてないから」
豊崎「池上冬樹さんは十五歳の女の子が書いた小説を褒めてから全然信用してない」
中森明夫「今の映画批評は女の子可愛いということを書いてない!ダメだ!蒼井優はかわいいんだ、以下略」
千野「ジャンル小説の書評は、ジャンルに奉仕させられている」

エクストラ 阿部和重×東浩紀

まさかのスペシャルゲスト!阿部和重登場!
阿部和重と東浩紀はもともと仲良かったのですが、いつの間にか決別していたという仲なわけですが、その和解のための対談…らしい(笑)。
田中和生に代表される文芸誌批判をする東浩紀vs文芸誌擁護する阿部和重ですが、気づいたらなかばBL展開とかなっていて(マジで!)、最後に豊崎が揶揄してました(笑)。

それにしても、阿部和重カッコいいね。東浩紀と並ぶからそう見えるのかもしれないけど(笑)。

眠いので、このてきとーなあたりで…
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