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新ヱヴァ、ゼロ年代、このブログ

2008-11-06(Thu)
僕が某所に書いたものをちょっと転載してみました。
これが書かれたのが2007年9月なんですが、今見ると色々な意味で面白い文章だと思ったので。

----以下転載----

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版公開記念 深夜の緊急対談」(社会学者の宮台真司さんと編集家の竹熊健太郎さん)

作業BGMみたいな感じで二時間聞いてましたが、ちょっと宮台さんの発言を要約引用。

「『磐石な日常』なんて概念はもうない。オウムは人気があった。『人類の救済』とかが意味を持っていた。でも、今時そんなことを言っている奴はいない。当時とは文脈が変わってしまっている。(中略)自分とスクリーンのあいだに遮がかかってしまっているように見えた。一つの理由は尺が短すぎて余裕を持ってみれない、二つ目の理由は見る側が変わってしまっている、『大文字のサルベージ』とかを誰も信じてない」

確かに僕も、スクリーンに「遮がかかっている」というのは僕もすごく同感です。うまく表現できませんが、「エヴァ」のときとは何かが違うという、違和感みたいなのを覚えたのは確かなんですよね。スクリーンが遠い。

宮台さんとかと違って、僕なんかは「エヴァ」を見たのは21世紀入ってからなんです(年齢を考えれば当たり前ですが)。でも、改めて先月、6話までニコニコ動画で見たんですが、そこで感じたのは何となくエヴァって90年台的だな?ということです。

実際、僕が小学校に入ったのは94?とにかくその当たりなので、90年代というのをあまりイメージがわかないんですけど、阪神大震災とかオウムとか山一證券が潰れたとか就職氷河期とか、そういう暗いニュースばっかり記憶に残っているんですよね(何故か神戸の事件は全然印象に残ってないのですが)。で、「エヴァンゲリオン」も6話までは凄く暗いんですよ(8話からは明るくなりますが、また終盤は鬱展開に…)。正直、今、こんな暗い話をやってヒットするだろうか?というのは何となく疑問としてあるんですよね。

で、僕は2000年に中学入学*3するんですが、中学はというと社会的な出来事しては2001年9.11テロとそのあとの戦争も勿論ですが、個人的には2002年W杯の日本中の盛り上がりが印象に残っているんですよね(逆に言えばそれ以降は何もない気がする…)。

サッカーよりも野球の方が人気あるという土地に生まれたのに、右に倣えみたいにサッカー日本代表を応援する周りに唖然とした記憶があるんですよね…。というか、スポーツを使えばこんなに簡単にナショナリズムを煽れるのかみたいな(笑)。その頃からネットを使いだして、某匿名掲示板のあのナショナリスティックな雰囲気に触れたりしてましたし。

「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ」というシンジのセリフが僕なんかは割合妙なリアリティを持っていたりするんですけど、うまく表現できませんが、エヴァは2000年代(というか9.11とW杯のあと)とは何か違う印象を受けるんですよね。

何が言いたいのか自分でもよく分からなくなってきましたが、2000年代というのをどう監督の庵野秀明が調理してくるか、というのは僕は期待しています。

でも、それ以上に期待しているのは僕の中の「エヴァ」(90年代を?)を終わらせて欲しいということだったりするんですが(笑)。上述の「宮台×竹熊」対談で「エヴァは『救済観の違い』というものを描いてる」と言ってました(例えば、ゼーレのゲンドウのミサト&アスカの救済は最終的にはバラバラで、実際劇場版ではみんなバラバラの行動を起こしたりする)。僕にとっての最大の救済は、僕の中の「エヴァ」を終わらせてくれることなんですよね(笑)。

でないと、いつまでもエヴァの呪縛から逃れられそうにないですし、その種をばらまいたのは庵野なんだから、自分でまいた種ぐらい回収して欲しいみたいな(笑)、って自己中的な結論ですが。

---転載終了---

僕が宇野さんを知ったのが2007年の10月なのですが、ゼロ年代においてシンジくん的な生き方はダメだ、という感覚をすでに2007年9月の段階で持っていたのは自分でも驚きでした。僕が宇野さんを評価する理由はこんなとことにあったのか、と意外でした(こう言うと随分偉そうに聞こえる地位まで宇野さんはなってしまいましたが・笑)。

ちなみに、鈴木謙介さんも新ヱヴァの時にLIFEでゼロ年代ではシンジくん的な生き方は受けないのではないか、だからこそ、新ヱヴァのシンジくんはやや強気な印象になっているのではないか、みたいなことを言ってました(それもこの文章を買いた後に聞いたんですが…)。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 EVANGELION1.0 You are (not) alone.
僕の天皇はエヴァだ
エヴァ卒業宣言

でも、ちょっと去年の僕が書いたヱヴァ関連記事を参照すると、自分のテンションの高さに本当に驚いてしまいました。怖いもの知らずというか…。
正直色々酷いけど、今のブログよりも面白い。くやしいけど、面白い。

自分で自分の文章面白いって言っているのも変ですが(笑)、僕としてはまったく別人の文章にしか見えません。でも、僕はこの文章面白いと思います。けど、今の僕では絶対かけない文章なのも確か。
どうやったら、こんな若い文章が書けるんだろう…去年新ヱヴァ、そして東浩紀*1、さらに宇野常寛という評論家と出会ったことから来るテンションの高さなんでしょうか。
これに比べたら、今年は僕はブログに何か書いただろうか、という気分にすらさせられます。

*1…何度も言ってますが、東浩紀を本格的に読み始めたのは去年からなので。その前は『動ポモ』しか読んでませんでした
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