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ねとすたシリアス感想

2009-04-25(Sat)
最近、今更ながら、KOTOKOに嵌ってます。普通の曲と並んで、電波ソングも歌うところが最高すぎる。
ここのところ色々と考えが変わってきて、電波ソングこそオタク界の誇るべき音楽だと思えるようになりました。メジャーどころと同じことやっていても面白くないと思うし。電波ソング最高!

*ねとすたシリアス



『ザ☆ネットスター!』のシリアス版「ねとすたシリアス」。
黒瀬陽平さんと濱野智史さんと白田先生と談笑さんという面子でネットで熱く語る番組がついに公開されました。
と言っても、前編はとうの昔に公開されていたんですが。

作品と密接につながっていた作者性がなくなって、キャラクターが前面に出てくる、っていう話は今の時代、そう珍しい論ではないと思いますが、黒瀬さんは

「キャラクターアニメーションがニコニコ動画に放り込まれると、キャラが中心にならない」

と主張しています。で、ニコニコ動画でかわりになるものはタグだ、と。白田先生のわかりやすいまとめの言葉を借りれば

「タグで淘汰を繰り返した結果、残っているタグと言うのは、その動画に関して言うと動画の価値の中心を示している」


とのこと。最近、濱野さんはタグの生成力に注目している文章を結構書いてますね。
そして、その先にコンテンツビジネスが成り立つのか、そして大作が出来上がるか、という話になっていたのが前編。
その変化自体はすごく面白いと思うのですが、僕はコンテンツビジネスにはあんまり興味ないし、著作権にも興味ないので前編の感想は書かなかったのですが、後編は面白かった。

濱野「ハーバマスは公共圏の形成の前提にサロンをおいている。でも、ネットでは非同期コミュニケーション。で、サロンが公共圏の原初的な用件であるなら、ネットだけでは欠けている」

ほえー。オバマ大統領を当選させた力としてFacebookが注目されましたが、よく考えたらFacebookってリアルとのつながりを重視しているゆえに出来たことかもしれませんね。
ネットやあずまんの公共性の話が空回りしがちなのはこういうところに問題があるのかも。

濱野「(韓国のネトゲーは)感謝されやすい空間、エリートになりたい空間『人間になりたい』という欲望を搾取する空間になってる」


うわー、こええええ。とかいいつつ、あんまり他人事じゃないような。ニコニコ動画、はてなも含めウェブ上のコミュニケーションはそういうところを結構含んでいるとは思うんですが、アーキテクチャのレベルで設計しちゃえば強いですよね。
ニコニコでの通貨はリスペクトだっていう言葉がありますが、これはこれでいい言葉に見えてある意味怖い(笑)。アーキテクチャのレベルではニコニコは作家性は強調しないようにつくられていると思うんですが(だってうp主の名前は動画再生ページに表示されないんだし)、作家性が立ち上がってくるは結局「タグ」なんですよね(タグに○○Pとかがつけられて始めて作家が意識される)。

濱野「オフ会でミスをした人いた。そして、そのことにその場で突っ込まないまま、みんな携帯でTwitterでその失敗している人に突っ込んでいる」

ええええええ。まあ、かなり特殊な事例かもしれませんが、そうとも言えなそう。

そこから、話自体は若者のコミュニケーション論になっていわゆる「優しい関係」がどうこうみたいな話になっていってます。教室だと空気の読み合い合戦になってしまって、白田先生のネタが受けなかったりする、と(笑)。そこで、Twitterみたいなチャットシステムがあったら、また話は違ってくる(かもしれない)。

ふと思ったけど、今の最新の携帯って、近くの人と赤外線だかBluetoothだかで、チャットできる機能を備えていたしますが(僕は使ったことないけど)、今時の高校生は授業中にあれを活用していたりしないんですかね。
でも、Twitterは「ゆるい繋がり」だからあれだけ発展したって言われているので、「絶対返信しなきゃいけない」みたいなものがあったらますます生きづらそうだ…。
でも、本当にTwitterってゆるい繋がりで発展したのかなー,、そう言われているだけような。2chやニコニコの方がゆるいけど、匿名ゆえにゆる過ぎるし、非匿名コミュニケーションとしては「ゆるい」方ってことなんですかね。

濱野「AR(拡張現実)を人間関係の空気とか読むために使い始める」
「ARが真に普及する時は(初音ミクの3D化ではなく)コミュニケーションサービスとして」


メガネに字幕が表示されるっていうネタがニコニコ大会議の映像であったような気がしますが、あんな感じで使い始めるんでしょうか。
『電脳コイル』の世界だと、コミュニケーションツールとしてメガネが使われているわけですが、実際あの世界は、今の携帯文化以上に切っても切れない関係になってしまうので本当にきついのかもしれないなぁ(笑)。

で、もしそういうARでそのような機能が実現したら、

白田「ARで自分用にカスタマイズされる世界が表示されているだけで、傍からは危険に思われているかもしれない」


こええええええ。始めて環境管理型権力の怖さを思い知ったような(笑)。
実際、『電脳コイル』の世界って、めがねを使ったイジメとか絶対おきて、社会問題になってそうですよね。今ですらなってるんだし(笑)。

これは冒頭の方で濱野さんが言っていたんですが、ニコ動での「あらし」対策で、あらしコメントを単純に削除するのではなく、そのあらしている人のコメントをあらし犯本人のみに表示させ他の人に表示させない仕組みをとっているらしいです。つまり、あらしをやっている本人は消されているという事実を知ることが出来ない、っていう仕組み。

これはこれで対象が「あらし」なので平和な気もしますが、逆転するといじめでも使えたりしますよねー。
mixiの日記で「一部の友人にのみ公開」って機能がありますが、その「一部の友人」に入らなかったら、その日記の存在すら知ることが出来ない。「マイミク」で友達とおもっていたら、実ははぶられていた、けど「はぶられている」ことにすら気付かない、って状況を容易に作り出せちゃう。

うざい奴を大した努力も無しに排除できる。排除された人は排除された事実に気付かないし、それとは別のグループで同じことをやっているかもしれない。隣の人とは見ている世界が同じなはずなのに、実はそれぞれ違う世界だった、みたいな。でも、そのことに気付かずすれ違っていく。
それはそれで平和なのかもしれない。

いや、ホントどこのSF小説だよって感じですが(笑)。この世界で「公共圏」とか論じることに意味あるのかな。そもそも自分が認識している世界って何なのだ、とか考え始めて哲学が意外と流行ったりして(笑)。
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「後篇その7」の白田先生の危機感に全力で同意ですね。マジでこの世界のコミュニケーション勝者になるのは大変だよ…。
あ、Twitterありがとうございました。

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Author:Kei
文学部卒業して、冴えない仕事を冴えない顔でやってる。スバル持って北海道に移住したい。

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