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バロットがとにかくエロい!――映画『マルドゥック・スクランブル 圧縮』感想

2010-12-13(Mon)
テアトル新宿で映画『マルドゥック・スクランブル 圧縮』を見てきました。三部作の第1作目ですね。

僕は高校時代から『マルドゥック・スクランブル』は好きで、GONZO版なんかも楽しみにしてたわけですが、ご存知の通りそれは幻に終わったわけです。そういうわけで、ついに動くバロット、喋るウフコックを見れただけで感無量でした。『マルドゥック・スクランブル』といえば寺田克也さんの表紙も本当に素敵ですよね。


マルドゥック・スクランブル―The First Compression 圧縮 (ハヤカワ文庫JA)マルドゥック・スクランブル―The First Compression 圧縮 (ハヤカワ文庫JA)
(2003/05)
冲方 丁

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原作の見所といえば2巻から3巻にかけてカジノシーンなわけですが、映画『圧縮』では第1巻の内容まで。描かれているのはバロットとウフコックが出会い、ボイルズとその彼が委託した臓器フェティシズム集団がバロットを襲うまでが映画『圧縮』の内容です。

やはり、アニメ化の見所はとにかくバロットの身体のエロさと林原さんといっていいと思います。とにかくバロットがエロいんです。原作でも冒頭から妖艶な"少女娼婦"として描かれていてるわけですが、それがアニメになるとますます強調されて非常に印象的です。何せドクターイースターらに救出されてそのシーンが終わるまでずっと全裸ですし、ボンテージの服などエロさを強調される描写があちらこちらでされていてアニメでみるとこんなにエロかったのかと改めて思わされましたw

でも、このエロさ、フェティッシュな身体の描写ってのはものすごく重要なんですよね。キャラクターデザインを最初見たときは「ちょっと大人すぎないか」と思ったりもしたんですが(萌えアニメ脳こわい)、アニメ化したものを見るとこれぐらい身体性、エロさを強調したキャラデザってのは必要だったなと思わされます。

『マルドゥック・スクランブル』において作品設定を通低するテーマとして身体と精神の不一致というのがあり、それを象徴するのがバロットでありウフコックだと思います。『エヴァ』においては綾波レイは身体が取替可能であり、レイ自体大人(ゲンドウ)たちの欲望のために存在しました。その綾波レイを色々な意味で引き継ぐ(笑)無口無感情キャラであるバロットの身体は大人たちの欲望の的であり、同時にバロットの「自我」は求められてない。それをあらわすものが冒頭の「自分の存在に疑問を持った子を捨てる」シェルでありバロットと性的な関係を持つ父親なわけです。

ドクターイースターによって救出され生まれ変わったバロットの身体もやはり借り物であり、その人形的な身体はやはり視聴者のフェティッシュな視線にさらされるわけです。そうしたバロットの身体へのフェティッシュな視線を共有する存在として「誘拐屋」(臓器フェティシズム集団)が存在し、彼女はこれをウフコックの力を経て退ける。何にもでターン可能(=身体的なものと切り離されている)なウフコックにこそ彼女は何かを求めようとしている、と改めて感じさせてくれる映画でした。

未来都市描写なども興味はあったのですがどうも紋切り型だし、貧民街の描写もまるで押井守なので、そのあたりはちょっと残念。

前述の通り『マルドゥック』の最大の見所は2巻から3巻にかけてのカジノシーン。絵的にうまく映えないであろうカジノシーンをうまく描写できるかにすべてはかかっているわけですが、とりあえず期待させてくれる1作目でした。
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