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巡音ルカvs初音洋楽シリーズ

2009-02-06(Fri)


『まりあ†ほりっく』のOPの小林ゆうの歌い方が最高です。オリコンに載せたい、地上波で流したい。正直、今時シングルCDとか買う意味なんてお布施ぐらいしかないような気もしますが(ごめんなさい!)、それでも買ってしまいそうな魅力を持った曲です。本当にどうしようかなぁ…。

*今週の『CLANNAD』

今期アニメの中で『CLANNAD』だけはどうしても見入る。汐との接し方がわからない岡崎って図式はよく出来ているなぁ…と原作プレイの時から思ってました。
『AIR』は父になることに失敗する物語だと言った人がいましたが(そして、それに愚痴愚痴文句をつけている人もどこかにいましたが)、『CLANNAD』汐ルートは本当の「父」であるのに、父失格状態から始まるあたり本当によく出来てると思います。現代における「人生」をオタク的想像力がどのように描くのか、単純なバッドエンドじゃないと思うので、是非とも京アニに期待したいです。やっぱり、ループかなぁ…。

それにしても、よく考えたら先週との今週の間に5年のも月日が流れているんですねー。あっという間に僕の年を通り越していきました。(僕の記憶が正しければ)杏以外は原作のアフターストーリーでは登場のない他のキャラクターですが、ぜひとも社会人になった彼らに出てきて欲しいです。

あれ、そういえばふと思い出したけど、『らき☆すた』大学生編の話はどうなったんだろう。

*巡音ルカをようやく聞いた

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(2009/01/30)
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今日ようやく、すでに発売されていたことを知りました…それに気付かないぐらい真面目に就活をやっていた…わけでもないんですが…。ってか、いつの間にかタコとかになってるし…。

普段は、それほどボーカロイドには興味ない僕ですが、巡音ルカは「日英バイリンガル」とのことなので、勝手に期待してました。

前も言ったことがある気がしますが、僕は初音洋楽シリーズのファンで、ボーカロイドのカタカナ英語が大好きだったんですが、それが英語版を実装したルカの登場でどう「ボーカロイド洋楽カバー」業界(勝手に命名)にどう風穴を開けるか楽しみにしてました。

こんな風に打ち込むっぽいです。


さっきニコニコ動画みてきたら、すでにそれなりの洋楽も上がっているっぽいですね。
というわけで、僕が好きな曲をてきとーに貼り付けてみる。





すげえ、ルカの方はカレンっぽい!まあ、それはボーカロイドの特性の問題で、日英バイリンガルであることとは関係ないのかも知れませんが。というわけで、カーペンターズのTop of the World。
ところどころ発音が綺麗ですよね。
ミクは「トップオブザヲー」としか聞こえないけど(実際そう打ち込んでいるかの知れないけど・笑)、ルカの方が英語っぽくなってる。




FF?の曲こと、フェイ・ウォンの「Eyes on Me」。さっき、洋楽どうこう言ってたのに、洋楽じゃなくね?って突っ込みはなしで(笑)。余談ですが、フェイ・ウォンって邦楽でも洋楽でもなくて、CD屋で探すの大変だったりします。
それはさておき、このミクの「Eyes on Me」は大好きで、さっそく巡音ルカでも作られてました。なんて、仕事が早いんだ…。
ルカの方は伸ばす音がいい感じです。が、ミクの「ネーバーハー」(never hurt)の魅力も捨てがたい(笑)。




すでに、海外の曲ですらありませんが、efから「euphoric field」
このテンポになると英語版だと色々きつくなっていくるんでしょうか。でも、違和感はあんまりないかも。って、その理由は原曲の英語の発音だったりして。



レッド・ツェッペリンの名曲中の名曲。
この長いのを早くもよく作ったなぁ…。すごく伸びがあっていい声です。ルカの魅力が結構出てますよねー。
まあ、僕の知っている「天国への階段」となんか違うような気もしますが…性別が違うからかもしれませんが。



「MAMMA MIA!」公開記念ということで、ABBA。まだ見てないけど。というか、僕はチェ・ゲバラの映画も結局見ないことで終わりそうだなぁ…。
すごくよく出来てます。僕が今のところ聞いた、巡音洋楽シリーズの中では一番原曲再現率が高そう。

というわけで、適当にベタベタニコニコ動画貼って今日の更新は終わりです。
僕としては、初音ミクのカタカナ英語も捨てがたいのですが、英語が歌えるルカの登場でボーカロイド洋楽市場がもっと盛り上がってくれればいいなぁ…とか思ってます。

…あっ、じゃあ自分で買ってやれよってツッコミはなしで(笑)。僕の音楽的才能のなさは自分がよく知っているので。

擬似同期より真性同期――ユリイカ初音ミク特集号感想part1&コメント返信

2008-12-21(Sun)
xmas2(クリックで拡大)

なんか大学内にクリスマスの装飾?みたいなのがあったので、撮ってみた。こんなリア充的企画を考えたのは誰だ、とか友達としゃべっていたのは内緒で(笑)。
郊外キャンパス的なぬるさに三年も浸っているせいか、めったに祭りという祭りに出会いませんが、それはそれでいいんじゃないかと思っている今日この頃です。

って世間話ついにで書いたら、以下の初音ミク特集号の文章と矛盾してしまいましたが、気にしないでください(笑)。

*初音ミク特集号



『ユリイカ』増刊号、初音ミク特集号を買ってきました。
『ユリイカ』なのに、青土社なのに、ニコニコ市場で100部以上売れていた(!)という逸品です。なのに、生協にはおいてませんでした(図書館にはありましたが)。

ちなみに、上を見てのとおり、ためしに貼ってみたら、ニコニコ市場貼れました(笑)。サーバの負担…とか大丈夫だよね…?

丸々一冊初音ミクについて、しかもほとんど論考という、この密度は『ユリイカ』ならではって感じですね。この濃さは他のサブカルチャー雑誌には出来ないと思います。

目次に出てくる面子を見ると(みなくて、言うまでもないんですが)「初音ミク」という存在、そしてミクブームというものがいかに多くのものを含んでいたか、そしてそれの全体を語ることがいかに難しいか、ということを教えてくれます。初音ミクの一要素に注目して、「これは前からある。全然新しくないじゃん」とか言っている一部の人は自分たちの島宇宙にひきこもっておけばいいと思います。

「東浩紀×伊藤剛×谷口文和×DJ TEXHINORCH×濱野智史」

まあ、なんでこんな辛辣なことをいきなり書いたかと言うと、あまりにも「東浩紀×伊藤剛×谷口文和×DJ TEXHINORCH×濱野智史」対談の谷口さんの態度が微妙だったからなんですが(笑)。
谷口さんの「初音ミクはそんなに問題なのか?」という問いは、この「ユリイカ増刊号初音ミク特集」という場において発するのはあまりにもナンセンスだと思うんですけど。根本的にその問題意識がなかったら、まずこの雑誌出ないって。

*オタク第四世代

…まあ、いいや。そんなこと書いても仕方ない(笑)。僕は音楽についてはまったく無知なんですが、テクノっぽいアイドルとして初音ミクとPerfumeが一緒に出てくるのはいいとしても、先日のゼロアカ同人誌といいこれといい、『ニコ動』とクラブミュージックの話が一緒に出てくるのは何でなんでしょう。みんなで盛り上がるっていうのが構造的に似ているってこと?
DJ文化ってのはリミックス文化なので、オタクのデータベース消費と近い、とかそういう話は聞いたことありますが。あと、あるコードに動物的に萌える、とか(本当かな・笑)。まあ、音ってのは最も身体的に反応しやすいものだとは思いますが(聞いていて気持ちいい、みたいな)。

まあ、オタ曲がクラブでかかるという大変革がいつの間にか起きてるっていうのが驚きです、僕の知らぬ間に。オタク第四世代恐るべし。まあ、まだまだ一部なんでしょうけど。

っていうか、僕も87年生まれのポストエヴァ世代なので十分オタク第四世代の資格はあるはずなんだけどなぁ…。第四世代でも『エヴァ』を通過しているかしていないか、というので大分印象は変わるのかもしれない、とか最近思ってたり。

鈴木謙介曰く「(TV版の)シンジくんは今の中高生にはドン引きされる」らしいので(笑)。←はニコ動に転載されているLifeの「エヴァ」回のリンクですが、ここで言っていることは実感としてはあっていると思う。

*リアルタイムの問題

それはさておき、『アーキテクチャの生態系』で濱野さんが「セカンドライフ」は「真性同期」(つねにリアルタイムで)、「ニコニコ動画」は「擬似同期」(擬似的に同期させている)といって区別しているんですね。

で、なぜ「ニコ動」は成功し、「セカンドライフ」は失敗したか(「セカンドライフ」は世間的には知りませんが、ネット世論的には失敗と判断する人が大半でしょう)。「真性同期」は「祭り」を盛り上げようとしても、常に人がいなければならない、と述べています。それに対して、「擬似同期」の『ニコ動』では、今まさに盛り上がっているように感じる仕組み、言わば擬似的に「祭り」を作れる、だから盛り上がるんだ、みたいなことを言っています。詳しくは『アーキテクチャの生態系』を参照してください。

それが、どうも『ねとすた』に出たあたりから東浩紀が「真性同期」は動物的にコメントを書き込むからつまらない、「擬似同期」の方がコメントを再生をとめて書き込んだりすることが出来るので面白い、みたいないことを言い出した(濱野本にはそんな話なかったはず、多分)。

で、この対談でもあずまんがそんなこと言っているんですが、やっぱり僕は違うと思う。前述の「セカンドライフ」と「ニコニコ動画」の違いについて僕の友達にしたら、「でも、ネトゲーは楽しいじゃん」って返ってきた(笑)。まあ確かに、2chの実況板も楽しい。ニコ動でも今や次々で生放送強化やニコニコ広場みたいなリアルタイムコミュニケーションの強化が始まっていて、実際ユーザー放送も意外と面白かった。

簡単に言ってしまえば、ニコ動のコンテンツをそのコメントまで含めたものとしてみた場合、東はコンテンツ自体を面白くするために擬似同期が有効だと言っているんですよね。
でもさぁ、普通考えれば、ネットユーザーが求めているのは「コンテンツ」じゃなくて、「祭り」であり、「リアルタイムで盛り上がっていること」であり、「繋がり」であり「一体感」じゃないのかって思うんですよね。
つまり、「擬似同期」ってのは、「擬似的に祭り」を生み出せることが凄かったんであって、それはやっぱりリアルタイムの「祭り」(=「真性同期」の祭り)には適わないんじゃないか、と思います。

ユリイカの対談でも濱野智史さんが東さんに釣られていたんですが、そういう祭り(=イベント会場)で自分たちのコメントじゃない、前の回のユーザーのコメントとか流れてきたら、やっぱり興ざめするんじゃないかなぁ…。

なんか、長くなりそうなので、他の論文のコメントは次の記事で。

コメント返信

なんかクロチャンのコメント返信になってますが(笑)。でも、クロチャンについて何かかける気がしないので、今後も感想を書くことないと思います。
あと、あんまりコメント返信にはネタバレは気にしてないので、『CROSS†CHANNEL』未プレイの方はご注意ください。

>双城さん

>とくに冬子と美希が・・・ってちょうどその二人の名前がっ。

ミキミキはいかにも人気ありそうなキャラですよね。冬子はツンデレかと思っていたら、じつはヤンデレだったという…。
そういえば前、某知り合いと「ヤンデレって、リアルだとメンヘラ系だよね」とか言っていたんですが、冬子を見ていると結構当たってるなとか思ったり…。って、ちょっと危険発言だなぁ(笑)。理解が足りないとか言って、どこかから怒られそう(笑)。

>やっぱりそういうシーンがあると萎えるのでは? とか思うんですがそんなことないんでしょうかね。

いやー、僕は仮に買うならリトバス無印よりリトバスエクスタシー買う人ですよ(笑)。クロチャンの場合、エロシーンあった方が、主人公の変態っぷりが際立つような気がするんですけど…。

でも、そうか。終わった後パーと感想サイトを結構回ったんですが、ロミオ変態だろ、とかいうコメントが案外なかったのはみんなPS2版やっているからか…。

>tamakiさん

>自分の感想はやたら感覚的なこと書き過ぎて誇大評価しちゃった感あるのでやっぱりもういっかいやりたい……

僕も大体そんなものですよ。まあ、たまにもっともらしいところからタームを引っ張ってきて、偽装したりはしてますが(笑)。

>そんなわけで一番好きなのは七香です。

七香はいいですよねー。ループものにはあーゆー存在はよくいますが(笑)、その中では一番かわいい(笑)

>ガガガ文庫の「AURA」は当たりでした。

なんかみなさん、推薦されますね。ラノベって普段チェックしているところに入ってないので、気になっているのがあってもスルーしちゃうんですよねー。今度こそ読みます、多分。

>職業ニートさん

>「オタク」と「サブカル」みたいなジャンルの違いって、「秋葉原」「下北沢」みたいな東京の地域性をイメージするとかなり具体的になる気がしますね。
>つまり東京近辺に住んでない人にはわかりにくいのかも知れない。

そうですよねー、僕も最初そう書こうと思ったんですけど、東京の人以外にはわからないなぁ・・・と思って書くのやめたんですよね…。
そんなどうでもいいところを気にしているのは、東京人だけなのかもしれません(笑)。僕の地元なら、ブランドショップと飲み屋街ととらのあなが全部、中心地から半径5km以内にあるので、区別もへったくれもない(笑)。

90年代的/ゼロ年代的。東浩紀的なもの。

2008-11-06(Thu)



小室逮捕でちょっと気になって、Youtubeとかニコニコからこんな動画を引っ張り出して見てました。どれもこれも10年以上前なのに無駄に格好いいですね!なんか、この無駄な格好良さを聞いていると、今の主流のアニソン(水樹奈々的な路線)を思い出すのは僕だけでしょうか?
ここ10年間で映像技術は大きく変化したはずなのに、華原朋美のPVの格好良さにもびっくりした(まあ、ベタな感はありますけど…)。まあ、でも映像技術が変化した理由はCGなので、実写映像のほうはあまり変化してないのかもしませんが…。

過去に音楽関係の記事を書いたことがないという事実が暗に示すように(笑)、僕は音楽は全然詳しくありません。特にJ-POPは本当にわかりません。僕のパソコンの中に入っている曲はマジでアニソンと洋楽だけだったりするので(笑)。…ちなみに、洋楽はよく聴いてはいますけど、全然詳しくないので悪しからず。

で、基本的にJ-POPに興味のない僕がもっともJ-POPに接近したのが小学5、6年の前後で、そのあたりはわずかながらわからないでもないのですが、今から思えばその時期は90年代的な小室ファミリーの音楽シーンから00年代的な音楽シーンになる過渡期だったわけですね。

宮台さんが96年(から98年あたりぐらい)に一気に社会状況が変化したとかおっしゃっていて、その一つとしてアムロから浜崎へ、をあげていました。アムロ(あるいはコギャル)は明るいし話していても面白いけど、浜崎は暗くて、自意識系とのこと。『ケータイ小説的』では再ヤンキー化と表現されている現象ですね(微妙に違うかも。宮台さんは「『ケータイ小説的』は間違ったことが書かれてるなー」、とかおっしゃってので・笑)。
東浩紀は95年を区切りにすることが多いと思いますが、どっちにせよ、95-98ぐらいにサブカルチャーも含めた社会が大きく変化したという感覚はある程度、前の世代には共有されているみたいですね。

ただ、僕たちの世代からしてみれば、その95年以前というものがわからないし、その社会状況の変化というものもわからない。なので、こういう残された楽曲とかから推測するしかないんですが(笑)、なんとなくこういう風にまとめて小室ファミリーの曲を聴くとなんとなくわかった気がします(気だけですけどね・笑)。
正直、このまとめ動画で小室ファミリーの曲をきくと、あの「暗い」とか「失われた十年」とか言われていた時代に流行った曲とは思えないぐらい格好いいし(こういう曲が必要とされていたのかもしれませんが)、何でこの路線が廃れたのか僕はよくわかりません。それとも、浜崎的でないところに、引き継がれているんしょうか?

まあ、でもここ10年以上、オリコンチャートなんてまったく見なかったつけで、本当に音楽シーンがわからない。色々調べてみても、固有名詞からさっぱりわからない(笑)。参った、参った。ちゃんと、流行のサブカルチャーには社会を考えるという意味でもちゃんとついていくべきでした。
まさか、大学入って、こんなことを意識させられるとは、思いもしませんでしたよ…ホント。

*ゼロ年代の想像力

ちょっと話がかわって、今更ですけど!宇野常寛さんの『ゼロ年代の想像力』は面白いと思うんですよね。まあ、前から僕は宇野さんは結構褒めてますが(笑)。
さっき言ったとおり、僕は95-98年の変化はわからない。だけど、ゼロ年代におこった変化ならなんとなく感覚的にわかる(気がする)。そういう意味で、宇野さんの『ゼロ年代の想像力』はある程度言わんとすることを感覚的に理解することができたし、非常に面白かった。こんな文章を書いているぐらいですし。

実はこの間の早稲田文学のシンポジウムでも、宇野さんの評論は論理性なんてなくて読めたものではない、みたいな質問(というかほとんど批判)が寄せられたんですよね。
確かに、僕も宇野さんの意見に文句をつけたいところは多々あるし、論理性という点では疑問もなくもない(オタク批判のところとかね・笑)。

だけど、『ゼロ年代の想像力』は面白い、これは確かだと思います。先日のワセブンシンポでも宇野さんが「大塚英志や宮台真司は評論というかエッセイ。だけど、それが面白かった。それをやりたかった」みたいなことをおっしゃっていたのですが、これはよくわかる。

小林秀雄って批評の神様言われてますが、文章は論理的とはかなり言い難い。あの有名な『無常という事』だって、一回読んだぐらいではさっぱりわからない。僕の前提知識と読解力が足らないこともあると思いますが、やっぱり論理的には結構飛躍していると思います。でも、小林秀雄は間違いなく天才で、すばらしい感性を持っていたことは確かだと思うんですね。というか、細かい論理性なんて無視しないと、大きなことは絶対語れないと思います。

そういう意味で、宮台さんも東浩紀も面白いと思うし、その延長線上で宇野常寛も面白いと思う。彼らは言うまでもなく小林秀雄ほど偉大な人ではないですが(小林はゼロから1を作り上げた人ですからね・笑)、その時代の社会を語る、あるいはその時代が必要とする言説を作る、ということに関しては天才的だと思います。その系譜に60年代の吉本隆明、70年代の江藤淳、80年代の浅田彰を付け加えてもいいかもしれない(まあ、宇野さんがその系譜に載ってくるほどすごい人になるのかという点に関しては、今後にかかっているわけですが・笑)。
なので、今最も面白いものを書いているのは、こういう人たち(東、宮台を代表とする、いわゆるゼロアカとか呼ばれている近辺の思想家)ではないかと思います。

なんで、急にこんな話をしだしたかというと、有沢さんところの掲示板でこんな話題が出ていたんですよね。なんか「半ば僕へのあてつけか」とか自意識過剰なことを考えてしまって、ちょっとへこんだんですが、このエントリを僕の回答とさせていただきます。

ポニョ2&コメント返信

2008-07-26(Sat)
gooが「ブログ通信簿」とか面白そうなサービスを始めたというので、早速やってみたら…出来ない!?
色々調べてみたら、どうやら最近うちのブログはgooのブログ検索からはぶられている模様(なぜか最終更新が2008年1月になっている)。調べてみてもgooにping送信している設定になっているんですがね…。
…うーん、goo八分ですねー。google八分に比べると影響力は小さいので、結構どうでもいいですが。…あれ、ひょっとしてキッズgooの悪口を書いたから?

そういえば、「ポニョ」。エヴァンゲリオンとの関連を指摘している人は他にもいるみたいですね…後から自分の「ポニョ感想」を読んだら、「意味不明だろ…ってか、そんなにエヴァと似てたっけ?」とか思うんですが、「エヴァ」っぽいという印象を受けたのは本当なのでそのままにしておきます。そういえば、月のモチーフもエヴァっぽいですよね…どっちかというとグレンラガンを思い出してましたが(笑)。
見終わった直後に中ば興奮状態で書いて、あの意味不明な文だったことを考えれば、「何か変なものを見てきた」という感があったのは本当でしょうね。

あとMADだ、という指摘もあるみたいです。これは諸手をあげて賛成します。僕の感想でもデータベースとか言ってるし。
ただ、この手の感想はあまりにもオタク的という感じもします。オタクじゃない世間の文化系の人(どんな人だよ…)の感想は「セカイ」系であることは意識しながらも、そこは重要視してない人が多いみたいです。
まあ、でも宮崎駿も庵野秀明も見てきたもの読んできたものってそんなに大差ないような気がしますけどね…さっき偶然知ったんですが、二人とも諸星大二郎好きみたいですし。宮崎アニメがキモい生物とか出すのは、そのあたりが由来か…。

あと、僕が感想で一言も触れなかった「人魚姫」の話。なんか北欧神話を知っていると深読みできるらしいんですが、僕はそんなものには興味ありません。『エヴァ』は好きだけど、「死海文書」どうこうの話はあまり興味ない。そんなのモチーフを借りてきただけでしょ、ぐらいにしか思わないしね…大体、宮崎駿作品って妖怪とか神とかのモチーフは結構てきとーだった気がするんですが…。

…なんか、ポニョについて書くとアクセスが伸びるらしいので、調子乗ってポニョについて書いてしまいました。…そうか、やっぱり世間で流行しているものを書くと、アクセス伸びるのか…。

余談


いてえwのっけから、ベンツとアウディすっか。それにしても、何故こんなにインプレッサが多いんだ。
痛車って東方とかは多いけど、ハルヒは世間で流行している割には少ないよね…ハルヒってどこで流行っているんだろう。高校生?
…そういえば、FC2がせっかくニコニコ動画がプレーヤーを実装したのに、あまり使ってない…。

コメント返信
>職業ニートさん

>>竹熊メモを読んで見に行こうと思うような、変な人は
>オレです。本当にありが(ry

大丈夫です。そんな変な人は他にも一人知ってます(笑)。

>観るの楽しみになりました!ファーストデイに行ってきます。

楽しんできてください!…って、言っていいのだろうか…。インディージョーンズとかの方がよっぽど楽しいかも…。

『崖の上のポニョ』感想&コメント返信

2008-07-24(Thu)
ponyo

ポニョ見てきた。写真は劇場に売ってた、あまり可愛くないポニョ。ってか、ポニョより一緒に上映しているピカチュウの方が絶対かわいいって!そして、多分面白い

で、見てきた感想。
これなんてエヴァンゲリオン?

まあ、それはさすがに冗談ですが、「エヴァかよ」と全力で突っ込みたかったのは本当。
たけくまメモを読んで、見に行こうと思った人…多分、裏切られます。
竹熊メモを読んで見に行こうと思うような、変な人は多分シュールレアリスムとか、アヴァンギャルドさ、を期待すると思います。はっきり言って、それは違う。ただ、見てきた後に改めてたけくまメモを見て、竹熊さんはただしいと思った。
…でも、たけくまメモは間違いなく変な大きなお友達には販促になったよな…。

この物語を見て、エンディングに流れる「ポーニョポニョ」を聞きながら思うことは、竹熊さんのおっしゃるとおり「違和感」です。徹底的な違和感です。それを表現しようとすると、アヴァンギャルドとかシュールレアリスムとかいう言葉にならざるを得なかった。それがあのたけくまメモの正しい読み方だと思います(正しい読み方とか文学専攻の人間が言っていいのかはともかく)。重要なのはアヴァンギャルドでもなくシュールレアリスムでもなく、「違和感」の方です、間違いなく。

その違和感を表現すると、僕なら「これ、なんてエヴァンゲリオン?」になったというところでしょうか。竹熊さんが言うとおり、ディティールディティールは宮崎アニメなんです。冒頭に、海の中でゴミが溢れていて、ポニョがその中を泳いでいたら、地引網の網に引っかかって、そのせいでコップに頭がはまって…というシーンがありますが、これは典型的な宮崎アニメでしょう。
また、舞台設定も漁村ということろは新しいですが、ちょっと昔ながらの町だけどいい人が一杯いる町という設定は、宮崎アニメではおなじみのものでしょう。まあ、今まで山村がメインで、海がメインというのはあまり無かったと思いますが…『未来少年コナン』以来?

僕は宮崎アニメの魅力は冒険活劇だと思っていて、まあ『ポニョ』でもそういう要素はあると思う。が、今までの宮崎アニメと何かが違う…これがわからなくてみんな困っているわけですが…。
ディティールにはそれほど違和感あるシーンはありません…確かに圧倒されるシーンはありますが、それは今までの宮崎アニメでも度々あったわけですし。

見てて思ったことは、『ポニョ』は前半と後半に分かれるんですが、前半と後半、それぞれ独立してあれば、多分そんなに違和感無かったと思うんですよね。僕も前半見ながら、「それなりに面白いし、ここまではふつーの宮崎アニメっぽいし、突っ込みたいところは多々あるけど、何でみんなあんなわけわからないことを言っているんだろう」とか思っていたら、後半にシーン変わって唖然…「はあ?」みたいな感じだったんですよ。
でも、後半部分が単独であり、かつそれが宮崎アニメで無かったならば、それはそれいう世界のファンタジー冒険活劇で楽しめるんだと思う…が、両方合わさると「何、いみふなんですが」状態。
前半部分は典型的な宮崎アニメなんですが、とにかく後半が謎、というか唖然とする。

似非評論家ぶって、えらそうに言うなら、後半部分は宮崎アニメをベースにしながら、オタク的モチーフをデータベースから抽出し、配置したようにも見えます。というか、トトロ以降の宮崎アニメの中では、最もオタク的な想像力に近い、と思います。

なにせ、これセカイ系なんですよ?これなんてエヴァンゲリオン?とか、これなんてグレンラガン?みたいな感じで、見ているこっちが悪寒してくるぐらいオタク的想像力と近くて、僕が驚きました(宮崎駿が意識していかはわかりませんが…)。実際、エヴァンゲリオンという作品と、セカイ系と決断主義、というタームを使ってある程度『ポニョ』を語ることは可能だと思います。が、それをやることに意味あるのかすら分かりません(ネタバレ感想参照)。

あと竹熊さんが「ポニョってなにものなんですか?」というところで指摘していましたが、トキさんといういじわるお婆さん。この人が非常に重要な役割を握っています。というか、この人が最も一般人の感性に近いです。逆に言えば、この人以外、変な世界に順応性の高い人ばっかりです(笑)。
はっきりって、宮崎監督はリアリティとか全然意識してない気すらします。

そーすけ(主人公の男の子)がポニョをみつけて「あ、金魚だ」
Keiの心の声「いや、どうみても金魚じゃなくて人魚じゃん!」

順応性の高い子供はともかく、みんなあっさりとポニョを受け入れていきます。宮崎アニメを振り返っても、まわりの大人はその不思議ワールドを受け入れてなかったと思うんですが、ここが違う点でしょうか。
そういえば、主人公のお母さん(ソースケからなぜか「りさ」さんって呼ばれています)の山口智子は好演でした!!
…って山口智子はともかく、なんか宮崎アニメで初めて「家族」ってものを見たような気がします。宮崎アニメにおいては、お父さんとお母さんというものは最初と最後に出てきて、その子供の不思議ワールドを受け入れられない人、っていうイメージですが、今回は前半部分はバッチリお母さん元気です。後半はちょっと『千と千尋』っぽいかな?
…ここでも、前半と後半がつながらないんですよね…。

まあ、でも意外に「愛と冒険の物語」というディズニー的なフレーズが最もしっくりくるのかもしれません…というか、あの話からどうしてもテーマを引きずり出したいならそうなるしかないでしょう。ただ、「愛と冒険の物語」という言葉から想像されるような物語とは全然違いますのであしからず。

エヴァンゲリオンとセカイ系というタームで似非評論家っぽくネタバレ感想(前述の意味はあるかすらわからない奴)

この物語は間違いなくセカイ系、というタームでくくることは可能だと思う。
これまで考えても、宮崎アニメでセカイ系チックだったのは、せいぜいナウシカぐらいで、別に主人公の冒険が成功しようが失敗しようがが、世界が滅びるわけではない。
ところが、今回はフジモトかトキさん、という二者択一を選択させられます。フジモトを取ればポニョがとられる、トキさんをとれば世界がなくなる、といった感じでしょうか。
しかし、ソースケはトキさんを選択します。そこで、フジモトは奥の手を使って、ソースケを捕らえてしまう。
が、結局ソースケもトキさんもポニョも無事人間になり、世界もなくなっていません。すべてはまるくハッピーエンドで終わっています。

…結局、あの選択はなんだったんでしょう。フジモトから(本当にポニョすきなのかという)ソースケへのテストでしょうか。
ここにセカイ系作品への相対化を見るのはあまりにもエヴァファン的な視点なのでしょうか?しかし、海に沈没する町、を見てエヴァを思い出し、天井の月や変な動物たちを見てグレンラガンを思い出した僕からしれてみれば、そう見えてしまうんですよね…。まあ、オタクの自意識過剰ということで片付けときましょうか。
多分、エヴァもグレンラガンもパロディアニメといわれるので、それ以前に似たようなオタク的想像力(SF的な?)が前提としてあるのかもしれません。その頃は宮崎駿も庵野秀明も押井守も出自的にはそれほど違っているわけでもないし。

(ネタバレ終了)

あと見てて思ったどうでもいいこと
・チキンラーメンうまそー
・地味にエンディングのクレジットの方法が斬新だった。本田雄さんがいた気がします。見間違いだったらすみません。
・実際見てみたら、AAとか主題歌とか本当にどうでもよくなったw
・モールス信号で伝え合う家族愛…というか「バカ」とか恋愛かよw子供がお母さんのこと名前で呼んでいるところを見ると、新婚気分継続中…?
・終わったあと、子供をかるーくチェックしてみた(←変質者)。それなりには楽しそうにしていたような気がする。ただ、途中で隣に座っていた子供がグズってた。

コメント返信

>tamakiさん

>しかし時勢を考えるとデジキャラではなくポニョ?

…あー、その発想は無かった…。けど、別にポニョはニョとか言ったりしないですけどね…。

>全文同意です。うちんとこは電力オーバーするとクーラーが強制ストップします。いじめです。

うちも同じです。授業に館内放送入って「電力供給量が云々?」って…、授業中に館内放送とか…。

>今年の夏は宮崎VS押井になるんですね。映画雑誌の表紙で知った。

キネマ旬報の表紙がそうなってましたね(←映画館で知った)。

>一般人だったら宮崎、オタだったら押井っていう構図…?とふと思ってしまった。

まあ、事前のイメージではそうだったのでしょうが、実際公開してみると…押井の方が一般の人に受けたりして。

>とか書いておきながら、今日友達と見に行く約束が出来てしまいました……

楽しんできてください!って単純に言いづらい…始まる前から「楽しみだなー」って言いづらかったですし(笑)。
まあ、ネットで色々言われていることは特に気にせず見たら、楽しめる…………のかなぁ…。

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プロフィール

Kei

Author:Kei
文学部卒業して、冴えない仕事を冴えない顔でやってる。スバル持って北海道に移住したい。

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